もうすぐリオ五輪! オリンピックの100メートル走、あんなに速いのにタイムはどうやって計るの?

ブラジル、リオデジャネイロで開催されるオリンピック開催まで残り3ヶ月ほどになりましたね。楽しみにしている大学生も多いのでは? ところで、その種目のひとつでもある100メートル走ではどのようにタイムを計っているか知っていますか? 小学校の運動会の徒競走ではストップウォッチをもっている先生がいてタイムをはかってくれましたが、世界レベルの走者がそろうオリンピックはわけが違います。一瞬の差が勝敗をわける場面、どうやって正確なタイムをはかっているのでしょうか?
■ピストルの合図に連動した優れもの
陸上競技におけるスターターの合図はとても重要です。特にオリンピックなどの大きな大会になると、正確な記録をとるためにさまざまなシステムを導入しています。スターターがスタートの合図をするピストルに連動した「スタート信号発生装置」という機械があり、専用のピストルでスタートの合図を発射したとき、紙雷管が同時に爆発して「スタートです」ということを正しく知らせる仕組みになっています。
■速報タイムとは?
選手がゴールした瞬間に「速報タイム」というものが発表されますよね。ゴールの瞬間はどうやって確認するのでしょうか? これには「フォトビームユニット」という機械が導入されています。ゴールラインの両端に設置したこの機械は「光の線」を引いています。選手の体が通過して「光の線」が遮断された瞬間を電気信号に変えて、計時機器に送信することにより「速報タイム」というものが計測できるという仕組みです。
■公式タイムとは?
「速報タイム」が発表されたあとに「公式タイム」が発表されます。こちらについてはまた別の機械を使って測定します。1秒間に2000枚の連続写真が撮れる「スリットビデオカメラ」というものです。この2000枚の連続写真をパソコン上でつなぎ合わせ、最初にゴールしたのは誰かを判定します。この詳細な情報を元に、最終的な「公式タイム」が発表されます。
■風速計
オリンピックで選手が風を切って走る姿はとてもかっこいいですよね。でも走るときって風向きがかなり影響するんじゃ……という心配を解消してくれるのが風速計です。超音波で「追い風」か「向かい風」かを瞬時に測定できる「超音波風速計」と「風速表示盤」を接続すると数値がすぐに表示されます。風向きや風量などは目で見ることは普通なら出来ませんが、こういった機械を導入することで目視できるようにして、視聴者が更に楽しめるように工夫されています。
いかがでしたか? 「光の線」でゴールした選手やタイムを計っているとは驚きましたね。このようにさまざまな工夫があって、陸上競技では正確なタイムが計測できるようになっているようです。陸上に興味のある大学生のみなさんは次のオリンピックでぜひ、そんな部分にも注目してみてはいかがでしょうか。
(ファナティック)