明治時代からあった終活本!それは死と常に隣合わせだった軍人向けだった! (2/2ページ)

心に残る家族葬



■もし出征することになったら、きちんと遺言書を書いてから出征すべきだ。戦地ではだいたい砲弾一発で戦死してしまうので、とっさの際に周囲の仲間の兵士に言づけをすることなど、まずできないと考えるべきである。また、万一遺言書を書けずに出征してしまっても、まだ救済措置はある。兵役にある以上、職業軍人ではない一般市民出身者であっても「軍人」である。そのため、遺言の作成にはある程度特例が認められていることを知っておこう(緊急の場合には、口頭の遺言も認められていた)。

■陸軍もオススメしていた終活本

戦死者の遺族となる可能性がある、兵役に就く人々の妻子や両親、その他親族が万一の際にすべきこと、例えば遺族年金の申請はどのようにするかなどについても書いてある。

現代から見ると意外なことに、この「終活のすすめ」には、いわゆる精神論の要素がほとんど見られない。そして更に言うと、この本には当時の陸軍要人が序文を寄せている。つまり当時の軍にとっても、このような精神論によらない「終活のすすめ」は、必ずしも否定の対象ではなかったことがうかがえる。

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