「ツイてない人」こそやるべき朝の習慣 (2/3ページ)
――なるほど。だからこそ本書では「趨吉避凶」という考え方を重視しているわけですね。
中井:その通りです。この考えは「常に難を避ける生き方が吉を呼ぶ」というもの。易経の大切な教えです。
たとえば華僑の人たちは、怪我や事故に遭いやすい年回りのとき、「悪いこと」を先取りするために、献血をして血を抜いたり、家の中の要らないものをわざと大きな音を出して壊すそうです。
つまり、この考え方によれば、「これをすると良い」ということをする前に「悪いことを避ける」のが先、なのです。
――本書では、「悪いことを避ける」ための具体的な方法が多数紹介されていますが、特に「入門編」としては、どのようなものがおすすめですか。
中井:「毎朝、パンツを変える」ですね。以前、師のお一人から「人は寝ている間もケガレを受けているから、朝起きたらパンツを履き変えろ」と習いました。つまり、パンツを変えることがお祓いになるという考え方ですね。
生殖器と口はダイレクトに身体の内部とつながる場所なので特に清浄にせよ、という意味もあるようです。
実際に毎朝履き変えてみると、前日にあったことがリセットされる感覚を味わえます。
――冒頭の「呪い」の話に戻ると、本書には「自分で自分を呪ってしまう」という表現も出てきます。これは具体的にどのような状態を指すのでしょうか。
中井: 「自分には実力がない」「しょせん自分の人生なんて…」といった具合に、「自分はダメだ」と刷り込みをしてしまっている状態を指します。強い劣等感を持って、そこに縛られてしまっているということです。
――その状態から抜け出すにはどうすればいいのですか。
中井: 感謝することですね。不平不満ばかり言って呪われている人ほど、感謝の念が弱い。周りのせいにしてしまいがちです。
あとは「感謝しよう」とは思っていても、「感謝する」ということの意味を理解できていないケースもよく見かけますね。
――それは、どういうことでしょうか。
中井:呪われている人ほど、 「自分」に感謝できていないんです。