50代で急増・8割が破裂で死に至る 忍び寄る血管の瘤の脅威(1) (2/2ページ)
患者さんの多くは、別の検査時に偶発的に血管の膨らみが見つかっています。他の疾患のリスクも高くなる50歳以降に大動脈瘤破裂が増えることを考えると、健康診断や人間ドックなどの検査を定期的に受けることが“こぶ”の早期発見につながりやすい」
血管に“こぶ”ができても、多くの場合は痛くもかゆくもない。発見のためには、超音波検査やMRI・CTなどの検査を受けなければ大抵は分からないということだ。
「実際に、腹部動脈瘤では、肝臓病や腹痛でお腹の超音波検査をした時に偶然見つかったという専門医は多いといいます。ただし、“こぶ”が大きくなると、拍動を感じたり、身体の外から拍動する腫瘤に触れるようになる。また、周囲の組織を押しつけて腰の痛みや腹部の痛みなどが出てくる場合もあります。さらに“こぶ”が急に大きくなったり血管壁が裂け始めて、腹部の激痛や拍動を感じるようになりますが、その時はすでに外科的治療を受けなければ助からない状態です」(別の専門医)