せっかく買ったのに講義によっては全く使わないこともあり、なんだか損した気分になってしまう大学の教科書。やっぱり定価で新品のものを用意すべき？ それとも、中古で手に入れてもいいの？ 今回は現役大学生たちに、大学の教科書は定価で買うか、それとも中古を買うかを聞いてみました。

Q.大学の教科書は定価で買いますか？　それとも中古本を買いますか？

定価……68.3％
中古本……20.2％
その他……11.5％

今回のアンケートでは約7割近くの学生たちが「定価で買う」を選択。使うか使わないかわからないにせよ、やはりテストのことを考えれば内容がより正確な定価本を購入すべきでしょうか。詳しく意見を聞いてみましょう。

■最新の情報に対応している

・古いやつだと、版が古く最新の情報に対応していない可能性があるから（男性／23歳／大学4年生）
・国家試験があって違うものが毎年更新されてるから（男性／20歳／短大・専門学校生）
・専門書なので定価は高いが日々進歩する分野なので改訂されているところが多く、中古で購入したり先輩から譲り受けると間違った知識を身につけてしまうから（女性／21歳／大学3年生）

日々進化する分野の講義を受けるときや、国家試験や自分の将来のために最新の情報に対応している教科書が必要なときはやはり「定価」が安心。日々情報が更新していく分野のものは、高くても新品を買った方が間違いないですよね。

■新品じゃないと勉強する気にならない

・中古の本は少し汚くて抵抗があるし、やっぱり勉強しようと思う意欲が湧くのは、きれいなものであると思うから（女性／20歳／大学3年生）
・書き込むタイプなので、人の文字が事前にあるとストレスになるので（男性／26歳／大学院生）

中古の教科書は手垢で汚れていたり、知らない人の書き込みや線引きがされていたりして、勉強する意欲がそがれてしまうもの。教科書を自分色に染めていくのも、また勉強することのひとつの楽しみ？

■中古は便利で安い！

・最初は定価で買っていたけれど、中古でも綺麗だし、書き込みが意外と役に立つ（女性／24歳／大学院生）
・線が引っ張ってあって便利で安いから（女性／21歳／大学3年生）

ただし中古の教科書の書き込みや線引きが、意外と役に立つという意見も。膨大な情報の中から、どの部分にしぼって注目すべきなのか中古の教科書はよく教えてくれますよね。テストのヤマを張るときにも役立ちそうです。

■コスパを考えれば中古

・安いし、大して使わないことが多いし使っても半年だから（女性／21歳／大学4年生）
・そこまで長い期間は使わないから（男性／19歳／大学2年生）

講義の内容によってはテストのときしか使わないことも多く、さらに短命で終わってしまうこともあるのが大学の教科書。コスパを重視するならやっぱり中古でしょうか。

■無料で譲ってもらう方法も

・同じ授業を取っていた先輩や友だちから譲ってもらう、または貸してもらう。お金がかからないし、書き込みなどがしてあると授業のポイントをつかみやすい（女性／20歳／大学3年生）
・語学は定価でその他の科目は中古。語学は自分で書き込みたい、その他の科目は教科書に書き込む必要がないものがほとんどなので中古を買っても問題ない（女性／19歳／大学2年生）

また中古と言わず知り合いから無料で譲ってもらったり、講義によって定価と中古を使い分けたりするのもいい方法ですよね。周囲の人から意見を聞きつつ、講義ごとにベストな品を選ぶのが一番かもしれません。

大学在学中はとにかくお金がかかることが多く、削れる費用があるならなるべく削っておきたいもの。ただ中古教科書だけに絞るのも、またリスクが高い行為かも？ ぜひ定価と中古、うまく使い分けながら自分に合う方法を取り入れてみてくださいね。

（ファナティック）

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2016年5月10日~2016年5月11日
調査人数：大学生男女401人（男性200人、女性201人）