サークルなどで仲のいい友だちから「オレ、あいつのことあんま得意じゃないんだよな……」って言われると、たとえ自分がその人のことをよく知らなくてもなんだか関わりたくないかも……と思ったりしませんか？ 先入観をもってはいけないとわかってはいても、なかなか難しいもの。そこで今回は人生の先輩である社会人のみなさんが、みんなが「嫌なやつ！」と言う人のことをどう思うか聞いてみました。


Q.みんなが「嫌なやつ！」と言っていたら、自分も先入観で苦手意識が出てきてしまいますか？

はい……58.0％
いいえ……42.0％

今回のアンケートでは、社会人のおよそ6割の人が先入観で苦手意識を持ちやすいということが判明。「日本人は集団意識が強い」とよく言われますが、やはりその傾向を持つ人が多いのでしょうか。それぞれ、どうしてそう思うのかを聞いてみました。

■客観的な判断は当たっている

・客観的な判断はある程度当たっていると思うから（32歳女性／金融・証券／営業職）
・自分の信頼している友だちが苦手と言うくらいだから、自分も苦手かもと思ってしまう（29歳女性／団体・公益法人・官公庁／その他）

周囲の人が口をそろえて「あの人は○○だ」と言っていると、つい流されて「そうなんだ」と思ってしまうことありますよね。それは、その意見を言っている人に客観性・信頼性を感じているからなのだとか。あくまでそのウワサを流す人次第かも!?

■火のないところに煙はたたない

・火のないところに煙はたたないから（31歳女性／不動産／事務系専門職）
・大勢が言っているということは、高確率でそうだと思うから（26歳女性／団体・公益法人・官公庁／技術職）

自分も周囲の人間も知っている人ならたとえウワサでも根拠がありそうですが、まったく見知らぬ人だと、ウワサの根拠が不明瞭なことも多いもの。そういうときは「それなりの何かがあったんだろう」と、確率の多さから大勢の意見を参考にするという人もいました。

■人には流されない！ どんなときも「自分の意見」を持つ

・自分と人との考え方は違うから、色眼鏡では見ないようにしている（41歳女性／団体・公益法人・官公庁／事務系専門職）
・警戒はするが、見たこともないような相手であればそれだけでは何とも言いようがない（35歳男性／金属・鉄鋼・化学／その他）

周囲の人がたとえ同じ意見を言っていたとしても、それには流されず、どんなときでも自分の意見を持つようにしている人もいました。また、一応周囲の意見は「参考程度に」とどめている人も。確かにまったく見知らぬ人の評判の場合は、周囲の意見だけで判断しようがないですよね。

■「自分対その人」の関係性で決める

・私と接点があるときはその嫌な部分が出ないかもしれないから（31歳女性／金融・証券／その他）
・参考意見としては聞いておくが、実際に自分がそういう目にあってみないと実感がわかない（41歳女性／マスコミ・広告／事務系専門職）

「自分対その人」の関係性でだけ判断すれば、周囲の意見が「ちょっと微妙？」と感じることもありますよね。それが自分の身に起こったことでない限りは、なんとも判断しようがないところも。

ある人について周囲の人が「嫌なやつ」と言っていた場合、「周囲が言うなら、そうなんだろう」とそのまま受け止める人が多いようですが、中には自分なりの視点で見たその人の印象を大切にする、という人も。人のウワサや評判は半信半疑くらいで聞くのが、ちょうどいいのかもしれません。大学生のみなさんも、仲のいい友だちの意見だけで判断せず、自分の目で確かめるようにしましょうね。

（ファナティック）

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間：2015年3月13日～19日
調査対象：マイナビウーマン会員
調査人数：22歳～39歳の社会人男女398人