自転車通学の大学生も要注意! 自動車・自転車事故での死亡件数の実態は?

学生の窓口

大学生なら通学で自転車を使っている人は多いのでは? また、免許を既に持っているなら自動車を運転する機会もあるかもしれませんね。自転車・自動車を使う人にとって怖いのが事故ですが、実はここ14年連続で交通事故での死亡者数は低下の一途をたどり、2014年は全国で4,113人となっています。死亡者が減っているのはよろこばしいことですが、この要因はどういったことにあり、またここからもっと減らしていくにはどうすればいいのでしょうか。


■ピークの1970年の4分の1まで減った

交通事故で死亡した人数が一番多かったのは、データによると「第一次交通戦争」と呼ばれた1970年の1万6765人で、それと比べると現在は4分の1にまで減少しています。70年から順調に減少を続けてきたわけではなく、5年ほどかけて半数近くまで減少した後、第二次交通戦争(1988年)まで徐々に増加してしまい、そこからまた徐々に減らしてきた結果です。

この要因は、シートベルト着用率のアップ、悪質な運転や歩行の減少、自動車や医療技術の進歩だと考えられています。車社会に関わる一人一人の意識の変化が、死亡者数の減少につながっているのです。

■高齢者の事故をいかに減らすか

死亡者数全体は減少していますが、そのうちの65歳以上の高齢者は2,193人であり、53%を占めています。高齢化社会の中で高齢者の割合が増えていることはありますが、事故に遭った際の死亡率が高いため、対策が必要となっています。なお、自転車事故においては死亡者数に占める高齢者の割合が63.9%とさらに高くなってしまっています。高齢者への交通安全教育とともに、周囲の人たちの運転や通行マナーの向上も必要とされるでしょう。

■自転車事故はそこまで減っていない

自動車に比べて自転車は事故の規模が大きくないと思われがちですが、死亡者数4,113人のうち535人が自転車事故によって命を落としています。割合にして13%であり、決して低いとは言えません。交通事故の全体件数が約57万件ですが、そのうち自転車事故は10万件を超え、18.5%も起こっています。

この理由として、自動車の運転に比べて自転車運転に対するハードルが低いことが挙げられます。自転車なら誰でも免許なしに簡単に乗れてしまいますからね。そして自動車ほど啓蒙活動が徹底されていないことが原因だと考えられます。最近は自転車運転に対する規制も厳しくなってきているので、大学生のみなさんも日ごろから注意しておく必要があるでしょう。

交通事故や死亡者数は減少してきており、とてもいいことですが、高齢者の事故や自転車事故が相対的に増加する可能性があることがわかりました。いつ誰が当事者になるかわからないので、自転車・自動車を利用するときや、歩行者として道を通行するときは日ごろから気を付けておきたいですね。

(ファナティック)

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