気づいたときには皮膚がんに…!? ママが絶対知っておきたい「紫外線アレルギー」対策と注意点
気温が高まり、海に川に公園に、何かとおでかけの増えるこれからの季節。ワクワクして楽しみで仕方ないファミリーもきっと多いことでしょう。
その一方気になるのは、やはり“紫外線”。特に、美容が気になるママ以上に、敏感なわが子の肌をケアしたいと心配されていることと思います。
特に近年では“紫外線アレルギー”が話題になることも多く、ママはやはり気になって仕方ないはず。
そこで今回は、医学博士の筆者が“紫外線アレルギーの注意事項とUVケア”についてお話します。
■そもそも紫外線アレルギーとは?
まず、太陽光は大きく分けて3種類あります。
・暖かさを感じる“赤外線”
・色を見分けることが出来る“可視光線”
・特に何も感じることが出来ない“紫外線”
この紫外線は、一般的にUV(Ultra Violet)とも呼ばれます。UVが原因で起こるアレルギーを“紫外線アレルギー”と言い、紫外線アレルギーは、別名で“日光アレルギー”や“日光過敏症”、“日光皮膚炎”とも表現されます。
■1日15分は日光に当たったほうが良い!でも必要以上の日光浴は「皮膚がんリスク」
人によって異なりますが、食物アレルギーと同じで、食べ物によってアレルギーが起こる人と起こらない人がいるように、紫外線に対する耐性や反応によって、紫外線アレルギーが起こりやすい人、起こりにくい人がいます。
紫外線は、生体にとって骨を丈夫にしてくれる“ビタミンD”を合成するのに必要なもので、1日15分程度の日光浴が良いとされています。
しかし、必要以上に紫外線を浴びてしまうと、皮膚に対してのダメージや最悪の場合“皮膚がん”の可能性も出てきます。
■紫外線量は5~7月が最も強い!? 注意したい「紫外線アレルギー」の症状
“紫外線アレルギー”の主な症状としては、皮膚症状として日光が当たった部分に発赤や発疹、腫れやかぶれなどが出るほか、全身症状として頭痛やめまい、吐き気などの症状を引き起こします。
顕著に表れるのがやはり皮膚症状なので、赤ちゃんやお子さんを見て頂いた時に、身体の一部に不自然な赤みや腫れなどが出てきてしまっていたら“紫外線アレルギー”の可能性も否定できません。
まだ夏本番ではないから、紫外線の量も少ないと考えてしまいがちですが、実は5~7月が1年を通して紫外線が強い時期と言われています。
■みんなはどう対処してるの?「紫外線アレルギー」対策と注意点
紫外線アレルギーは紫外線が原因で引き起こされるわけですから、紫外線を極力避けることでその予防は出来ます。
株式会社赤ちゃん本舗の調査によると、下記のようなアンケート結果となったようです(「赤ちゃんのUVケア」に関するアンケート調査)。
(1)「赤ちゃんとのお出かけ時間帯は10~15時が約95%に。紫外線ピークも正午前後。」
日中の明るい時間帯に、赤ちゃんとお出かけする方が約95%という結果でした。
昼食やお昼寝前の「10~12時」(54.6%)にお散歩に行ったり、お昼寝後の「13~15時」(40.6%)に公園に行ったり、スーパーへお買物に出たりと、赤ちゃん連れのお出かけは明るい時間帯が多くなります。
(2)「赤ちゃんとの日常生活の中でも、UVケアをしているママ・パパが約6割。」
日差しにさらされる時間が多い、「レジャーやアウトドア」(21.3%)家族でおでかけの際のUVケアはもちろんですが、「公園遊び」(21.3%)や「お散歩」といった、日常の中でもUVケアを意識していることがわかりました。
(3)「赤ちゃんの肌にやさしいものを使いたい。使ったあとは、石けんで簡単に落とせるものが欲しい!」
お肌のデリケートな赤ちゃんには、日焼け止め成分が落としきれないと刺激になる可能性があります。石けんで落とせるなど、肌にやさしいものを選びましょう。
防腐剤の一種である「アルコール」や 「界面活性剤」などは、赤ちゃんのお肌に刺激になる可能性があります。
紫外線の多い時間帯やおでかけプランは、マストでUVケアを心がけたいものです。
いかがでしたか?
一般的に、紫外線の強い時間帯に赤ちゃんを連れてお出かけをすることが多いようです。ですからやはり、赤ちゃんに対してUVケアをしてあげる必要性があると考えられます。
しかし、赤ちゃんの皮膚は大人と比べて非常にデリケートです。
SPF値やPA値と言ったものを見たことがあるかもしれませんが、値が高いとその分皮膚に対してダメージを与えてしまう可能性がありますので、UVケアを行う際には、これらの値が低いものから使用するようにしましょう。
【参考・画像】
※ 竹之内辰也:県立がんセンター新潟病院医誌、42(2): 1-5, 2003
※ 子育て中のママ・パパにアンケート調査を実施「赤ちゃんのUVケアは生後1ヵ月から」 – PR TIMES
※ TravnikovStudio / Nadezhda1906 – Shutterstock
【著者略歴】
※ 川上 智史・・・北里大学大学院医療系研究科医学専攻博士課程修了、医学博士。予防医学を専門とし、医学的に美と健康に主眼を置き研究を続ける。各種教育機関や講演会において予防の重要性を啓発している。