中国、伊勢志摩サミットを「時代遅れの金持ちクラブ」と皮肉る|やまもといちろうコラム (2/2ページ)
■足元を見られず裁く方法はあるのか
さらにややこしいことに、欧州議会は中国に対して「市場経済」国であるという認識を否定する決議まで出されております。それも、圧倒的な反対という、日本からみれば、欧州経済はその成長性維持のため、中国市場の成長に随分世話になった部分もあるんじゃないかとか、市場経済という意味では人治的ではあるけど充分に中国も弱肉強食の世界じゃないかという議論もまたあるわけですが、ともかく市場経済国ではないぞということだそうです。
経済が急速に成長して踊り場に差し掛かると、周辺の国が一気に「バブル潰し」に動くのは、どうやら昔も今も変わらないようです。危機意識の高まりや、不況へ転落する前に経済をデカップリングして、少しでも波を被るのを避けたいという気持ちが高まってしまうのかもしれません。
そういう少しずつ避けられていく動きに気づかないのは当事者本人でありまして、関税引き上げなど締め付けもあって一時期ほどではないものの、爆買いと呼ばれる現象からリゾート地の買占めまで、言われてみればかつて日本経済も絶好調のころ、海外各所でやらかした記憶が鮮明に残るやらかしを思い出すわけであります。
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ある種のアレルギー反応もありつつ、これからも旺盛な訪日需要があると見越して、政府は民泊解禁に舵を切っているわけですけど、このあたり、足元をすくわれないようにうまく裁くには、どういう方法が日本に残されているのだろうかと、じっと手を見る日々なのであります。
時代遅れでも、生き残っていかなければなりませんからね。いろいろ考えて日々を暮らしていきましょう。
著者プロフィール

ブロガー/個人投資家
やまもといちろう
慶應義塾大学卒業。会社経営の傍ら、作家、ブロガーとしても活躍。著書に『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』(宝島社新書)など多数
公式サイト/やまもといちろうBLOG(ブログ)