今がチャンス! 日産傘下・三菱自動車の中古「バナナの叩き売り」 (2/2ページ)
今のところ、積極的に問い合わせをしてくる方も少なく、様子見という状況でしょうか。ただ、他の販売店では大幅に安売りしているところもあるようです」(千葉県中古車販売店)
多くの店では、これからの三菱の対応によって状況が変わることを考慮してか、大幅な値引き販売は自重しているようだ。しかし、中には投げ売りをしている店も確実にあるはずだ。
「全国展開している大規模中古車販売店ではなく、地元で長らく営業しているような店は、価格動向にも敏感に反応する場合が多いですよ」
こう話すのは中古車マーケットに詳しい自動車ライター。ならばと、この助言に従って何店か当たってみるとビンゴ! やはり中古車は地道な店選びが肝心である。早速、その店に取材を試みた。
「当店ではニュース直後に何件か問い合わせをいただき、今後、不良在庫化する可能性もあるので当初の値付けよりもさらに10〜20%程度値引きした価格をご提示させていただきました。そもそもどんなに低燃費を謳おうが、実際には7掛け程度がいいところ。アクセルワークが荒く、エコ運転を意識しないドライバーの場合、半分くらいの数値に落ち込んでしまう場合もありますからね。実際に走行不能になるようなトラブルならともかく、数値上の不正なら気にしないという方も多いです」(埼玉県中古車販売店)
実際、この店では新車から3年落ちの三菱『ekワゴン』(0.5万キロ)を80万で販売していたそうだが、これを60万円に値引きしたところ瞬く間に売れてしまったそうだ。
「リセールを気にして三菱車を買うのを躊躇する方も多いと思いますが、今は軽の下取り相場もあまりよくありません。新車で200万円近くする車も、3年後には80万円程度、さらに3年経てば30万円くらいになってしまいます。どうせ安く買いたたかれるなら、乗りつぶすことも考えて格安三菱車を買うのは大いにアリです」(前出・ライター)
不正表示の4車種『ekワゴン』『ekスペース』、日産向けに生産している『デイズ』『デイズルークス』は、フォルクスワーゲンが犯した偽装とは異なる。不具合があるわけでもなく、性能にも問題はない。とにかく安く買いたい人にはチャンスだろう。
しかし、注意したい点が二つある。安くなったら今度は需要が増し、極端な下落から反動が起こる可能性があること。そして、やはり日産との資本提携による安堵感で、三菱車のたたき売りを見合わせる中古車販売店が出始めることだ。
“あの三菱車”などと、妙なプレミアムも期待できるかもしれない。検討している方は、早め早めが吉!?