【議論】クラウドソーシングで大量生産される「コピペ記事」「薬事法違反記事」が問題視 / 体験せずに体験記事の執筆も (2/3ページ)
・知ったかぶり記事
健康や病気、デジタル、時事、あらゆる分野の専門的な記事がクラウドソーシングで発注されているが、健康や病気などの専門的な詳細記事の執筆依頼をしているにもかかわらず、「特に専門的な知識は必要としておらず、ネットで検索して分かる程度の情報で大丈夫」と書いて依頼しているクライアントがおり、「専門的な記事を素人が書いている」という恐ろしい状況になっている。そして薬事法違反記事にもなってしまう罠。
・規約違反記事
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングプラットフォームでは、厳しい規約が用意されており、そのルールに沿って仕事を発注しなくてはならない。しかしながら、上記のような執筆依頼が猛烈な勢いで大量発注されており、規約違反記事が生まれる温床となっている。
・体験してないのに体験記事
クラウドソーシングで特に悪質なのが「食べていないのに食べたかのような記事」を大量に発注しているクライアント。ネタは他のサイトから大量にコピー&ペーストが基本で、○選やランキング形式で紹介されるパターンが多い。しかしライター本人は食べてもいないし写真も撮ってないパターンがほとんど。当初は食べてないのに食べたかのうように書いていたため世間から猛烈なバッシングを受けたが、最近は巧妙になり、言い逃れできるように「食べた」「ウマかった」「美味しかった」などの表現は避けて執筆されている。
・そもそも何が問題なのか
クラウドソーシングは非常に可能性を秘めたサービスであり、たとえ1本100円の記事だったとしてもクライアントとライターで合意があるからこそビジネスが成り立っているわけで、その点に問題はない。しかし問題はその先にある。100円でもマトモな記事であればよいのだが、違法や規約違反だったり、信用できない粗悪な記事が大量生産されているのが問題なのだ。
今後、クラウドソーシングがどのように粗悪な依頼を葬っていくのか、注目していきたいところだ。