名古屋人はところてんを「箸1本」で食べる?! (2/2ページ)

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この地方の食文化に詳しい名古屋女子大学短期大学部長の遠山佳治教授によれば、「食品の保存技術に乏しい時代、ところてんは非常に腐りやすい食品だった」とのことで、傷んでくるとすぐに切れてしまうため、1本箸ですくうことで傷んでいないか調べるためだったそうです。

それが名古屋人の節約気質にかなっていたために、1本箸で食べることが広まったのではないかと遠山教授は言います。

こんなに違う 東・名・阪で地域差

箸以外にも、実はところてんは味にも違いがありました。

箸1本の「後藤商店」のところてんは、三杯酢。この地方でおなじみのスーパー「ヤマナカ」でも、販売されているのは三杯酢のところてんでした。

箸2本の「雀おどり總本店」のところてんは、赤味噌と三杯酢だそうで、名古屋では三杯酢がスタンダードです。

一方東京では、酢醤油にからしがスタンダード。大阪では黒蜜なんだそうです。特に大阪では皆さんむせてしまい、「後藤商店」のところてんを食べることができませんでした。

味についても遠山教授は、「醤油の生産盛んな東京では酢醤油、大阪では砂糖の普及で甘味文化が発展し、やがて黒蜜へと変化した」とのことで、名古屋は酸味と甘味の両方を取り入れた三杯酢になったとのこと。

1本箸では食べにくいのでは?と思った皆さん、実は意外とそうでもないのです(笑)(ライター:神谷祐美)

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