人間の魂の重さはどれくらい?魂の計量に挑んだ医師の奇妙な実験(アメリカ) (1/5ページ)

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人間の魂の重さはどれくらい?魂の計量に挑んだ医師の奇妙な実験(アメリカ)
人間の魂の重さはどれくらい?魂の計量に挑んだ医師の奇妙な実験(アメリカ)

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 1907年、アメリカのマサチューセッツ州の医者、ダンカン・マクドゥーガル医師がある奇妙な実験を行った。ダンカン医師は人間の魂はあると信じ、塊ゆえに重さもあるという考えにとりつかれていたのだ。

 当時としては精度の高い秤をベッドにくくりつけ、実験に協力してくれると約束した末期患者をそのベッドの上に寝かせ、彼らが死ぬを待った。

・人間の魂の重さは21g
 マクドゥーガル医師の実験は当時としては正確性を極めた。彼は各患者がベッドにいた合計時間、死亡した時刻を正確に記録した。そして、死が近づく瞬間の微細なる体重の変化も記録し続けたのだ。

 体液や汗や尿や酸素や窒素もその計算に入れていたという。

その結果彼が出した結論は
人間の魂の重さは21g(4分の3オンス)
となった。

 現代の科学では到底受け入れられないような実験だが、彼の考え方や結果はある意味において、今でも支持されている。

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・魂の重さをめぐって2人の医師の激しい議論
 マクドゥーガル医師が行った研究は1907年3月の『ニューヨークタイムズ』に掲載された。掲載された記事をみて内科医のオーガスタスPクラーク氏が激しく反論し、2人の間で議論が続いた。

 オーガスタス医師はマクドゥーガル医師のお粗末な軽量方法を紙面上で大いに馬鹿にした。オーガスタス医師は、人間は死ぬ瞬間に肺が停止し血液を冷やすことができなくなり、体の温度がわずかだが上がるため肌から汗をかく、という事実をつきつけ、その汗こそがマクドゥーガル医師の主張する「失われた21グラム」だと述べたのだ。
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