負けん気は弱さの裏返し?「本当に勇気ある子」は弱さも欠点も受け入れる

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負けん気は弱さの裏返し?「本当に勇気ある子」は弱さも欠点も受け入れる

子どもは自分の作品のような気がします。“素晴らしいお子さんですね”、“いい子に育っていますね”の評価を受けたくて、ついこんなことを言っていませんか。

優勝したとき「一番になって偉いね」、負けたとき「今度は一等賞になれるように頑張ろうね」

……でも、こんな風に言われ続けて育つと、“弱い子”になってしまうこともあるんですよ。

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“弱さも欠点も受け入れる「本当に勇気ある子」”についてお話します。

■勝ち負けに異常にこだわる子ども「負けん気」が弱さの裏返しに?

家でトランプやカードゲームをしました。そんな時、負けてしまうと手に持っていたカードを床にぶちまけて、怒り狂う子どもがいます。

運動会の駆けっこで、前の子どもとの距離が相当開いてしまい負けそうになった子。最後のふんばりをみせず、途中からサジを投げて、ゆっくりと歩き始める子どもがいます。

「負けん気が強い、勝気である」と言えば聞こえが良いのですが、別の側面からは「自分が負けることを受け入れられない、精神的にタフでない弱い子」とも言えます。

このタイプの子どもの中には、家では王様扱いされているケースがあります。

一番にならないと気が済まないで大暴れするので、ついつい子どもの思い通りになるように、周りが合わせているような家庭で育っている子の場合です。

■「問題行動」に走る子

勉強面も運動面も、今一つパッとしない子。

そんな子に対して、無視したり、「他の子と比べて出来ていないことが多過ぎるから」となんの評価もしないで育てると、どうなるでしょう。

知力、体力でどんなに頑張っても目立たない、優秀な子に追いつかないとわかると、作戦変更して友達に意地悪したり、わざと大人を困らせる“問題行動”を起こす子がいます。

“悪い行為”とわかっていても、何とか自分に気を引きたくて、必死にアピールしているのです。

失敗を認めない子育て、よい行動や成功したときしか認めない子育てをしている結果です。

■負けても「優勝者を讃えるココロ」

筆者は、授業で“文字カルタゲーム”を取り入れています。

すると、知力や腕力が強い子がいつも優勝します。ある日、たまたまその子が二番になってしまいました。泣いてすねて、その場でひっくり返って悔しがっていました。

そんなとき「●●君、今、とても悔しいよね。でも、よく考えてごらん。きみが優勝したとき、他のお友達はいつもどうしているかな?きみを讃えて拍手してくれている子もいるよね」と。

まだ、5歳の幼児でしたが、この話を理解し、次からは「これ以上、カードをとっても負けてしまう」とわかっても、最後まで頑張るようになりました。

■弱さも欠点も受け入れる「本当に勇気ある子」

人生は思い通りにはなりません。

どんなに頑張って努力を積み重ねても、叶わないこともあります。でも、失敗した結果も受け入れることが出来る人が“真に強い人間”なのではないでしょうか。

「自分はパーフェクトではないけれども、それでも価値がある」、「弱さも欠点もある。失敗もする、でもこれも全て受け入れる」

これらを受け入れることが出来る人が、本当に勇気ある人だったりします。

自分の失敗を受け入れることが出来ない人は、自らの失敗を人のせいにして、認めない姿勢を見せることもあります。

どんなに劣っていても、例えお友達と同じように出来なくても、「あなたはあなたで価値がある」と認めてあげれば良いのです。

「そんな気を引く行動を必死でしなくても、きみは十分出来ている」と勇気づければいいのです。

パーフェクトな人なんかいません。ダメな面もいい面も全て受け入れてあげましょうね。

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※ Zaikina / alekuwka – Shutterstock

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

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