結婚式やお祝いの場で使える! 会席料理をいただく際の正しいマナーと箸使い

和食のマナーを気にしたことはありますか? 普段日本人が食べているのごはんやお味噌汁など食卓に出てくる料理もたしかに和食ですが、結婚式をはじめ、晴れの場で食べる会席料理となると大学生のみなさんはなかなか食べ慣れないかもしれませんね。そこで今回は、和食のマナーとして知っておきたいポイントをいくつかご紹介しましょう。
■懐石料理と会席料理
高級な和食と言えば、一般的には会席料理です。先付け、前菜、椀物、向付、煮物、焼き物、揚げ物、ご飯・香の物・止め椀といった流れで進みます。これに対して似た言葉で「懐石料理」というのもありますよね。懐石料理とは、「一時的に空腹を満たす軽い食事」のことで、濃茶をおいしくいただくためのものです。区別のために「茶懐石」と呼んだりもします。懐石料理は茶の湯の作法にのっとって行われるため、なじみのない人が急にまねかれることはほとんどありません。
そこで、和食のマナーと言えば会席料理のマナーということになるのですが、実はそこまで堅苦しい決まりごとはありません。お酒を少しずつ楽しみながら食べるものなので、最低限のマナーだけ身に付けておけば大丈夫なのです。
■箸使いについて
和食のマナーの神ずいは箸使いにあると言っても過言ではありません。逆に言えば、箸使いのマナーを知っておけば怖いことはありません。
箸使いには、いくつかの基本法則があります。まず、食べるときは味のうすいものから箸をつけます。たとえば刺し身なら白身から、盛り合わせてあるものは左手前からになります。そして、箸を休ませるときは箸置きか箸袋、または折敷(おしき)という四角いお盆のようなトレーで供される場合は折敷の左端に箸先をのせてもかまいません。そして、どんなしぐさのときでも箸はあまり汚さないように箸使いを美しく保ちます。
箸使いにはたくさんのタブーがあり、もしも覚えるのがむずかしいと思ったら、その会席のホスト役の人の箸使いをまねしましょう。基本的なところでは、刺し箸(料理に箸を刺す)、ねぶり箸(箸先をなめる)、迷い箸(器の上で箸を右往左往させること)などは美しくない振る舞いです。
■その他、知っておくと便利なマナー
会席料理では、最後(デザートの前ですが)にごはんと止め椀(おみそ汁)と香の物(お漬物)が出ます。家にいるときと同じように、ごはん茶碗を受け皿のようにして香の物を乗せてしまわないように注意しましょう。白いごはんは白いままにしておく、という心構えです。
会席料理には、懐紙(かいし)という小さな和紙を二つ折りにしたものをもって行くといい、という話を聞いたことがあるかもしれません。これは受け皿の代わりにしたり、魚の骨を外したり、食べ残しを隠すのに使うナプキンのようなものですが、慣れないと使いどころがわからないのもたしかです。これも先輩の使う様子を観察しながら、少しずつ勉強していきましょう。
和食のマナーは、細かいことをいえばたくさんあるのですが、見た目に美しく、出されたままをおいしくいただくという心がけが基本姿勢になっています。大学生のみなさんは、迷ったらまわりを観察し、美しく見えるかどうかを考えて判断しましょう。
文・ファナティック