3人に2人が悩む「仕事と子育ての両立」、子どもを授かるキャリア的準備とは?

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3人に2人が悩む「仕事と子育ての両立」、子どもを授かるキャリア的準備とは?

子どもを持つことに、漠然とした不安を抱いている男女は少なくありません。

今の日本で子どもを持つことは、大きな幸せを得る一方、「先行き不透明な未来と向き合うこと」だと肌で感じているからではないでしょうか?

特に、女性にとっての大きな心配ごとが、“仕事とお金”であることが、内閣府の調査によって明らかになりました。

出産前の女性が、具体的にどのような不安を抱いているのか、そして出産後のママたちは、どのような働き方を希望し、実際にどのような働き方をしているのでしょうか?

■未婚女性の3人に2人が悩む不安要素「仕事と子育ての両立」

内閣府が発表した「結婚・家族形成に関する意識調査」によれば、20代~30代の未婚の女性にとっての、“子育ての不安要素”上位3つ(複数回答可)は以下の通り。

1位「仕事をしながら子育てすることが難しそう」・・・66.8%

2位「経済的にやっていけるか」・・・63.8%

3位「子育てするのが大変そう」・・・54.4%

“仕事とお金”の問題が密接につながっていることがわかります。

経済的に不安だけど、育児と仕事は両立できるのか、そもそも保育園が見つかるのかといった閉塞感が、未婚女性を覆っていることが推測できますね。

■女性が出産後に希望する働き方は「育児に専念」、「非正規の仕事」

続いて、“女性が出産後に希望する働き方”を見ていきましょう。

内閣府が未婚・既婚の女性、合計1,518人に調査したところ、“理想の働き方”として、末子が3歳以下の時にフルタイム勤務を望む人は24.7%に対し、「家事・育児に専念したい」と答えた女性が37.6%と大きく上回っています。

一方で、子どもが成長し、中学生になったら、「フルタイム勤務を希望する」女性が76.5%。

出産後の10年~15年は、バリバリと働くより、「子どもとの時間を大切にしたい」と考えている女性が多いことがうかがえます。

では、実際、子どもが中学生になったとき、ママ達はどのような働き方をしているのでしょうか?

■「フルタイム希望」は76%、でも実際には非正規雇用が正規の倍以上…

平成26年度の厚生労働省のデータによれば、11歳~14歳の子どもを持つママのうち正規雇用の割合はたったの21.1%。

そして、非正規雇用のママが43.8%と倍以上!

子どもが成長した後、働き方の理想と現実のギャップが大きくなることが、おわかり頂けると思います。

仕事をあきらめ、しばらく育児に専念していたママ達からは、こんな声が聞かれます。

<昔はメーカーでバリバリ働いていたのに、40代半ばになった今、時短で働ける職場は、レジ打ちか宅配便といったパート勤務に限定されてしまう。それはそれで楽しいが、あのまま仕事を続けていたらと思うとやるせない(40代女性)>

<やっぱり正社員ってすごく得だったんだと思う。ボーナスに福利厚生に年金&退職金。あの特権がもう手に入らないかと思うと、もう夫の経済力にぶら下がって生きていくしかないのかなと絶望的な気分になる(30代女性)>

出産を機に退職し、しばらく育児に専念してあっという間に30代後半~40代後半。

「そろそろ働こうかな」というときに、再雇用の選択肢は著しく少なくなってしまうようです。

■出産に向け10年後、15年後を見据えよう

政府がよく用いる単語“女性活躍”を実現するためには、女性の子育てがひと段落した後、仕事を再開しやすい仕組みづくりも必要となってくるでしょう。

女性にとってのキャリア面での10年~15年は、とても大きな影響を持ちます。

子どもの教育費がかさむ高校生・大学生のときに、安定した職を持っていることは経済的にも大きな心の余裕につながります。

子どもを授かった後のキャリアについて迷っている方は、10年後、15年後の展望も見据えて考えるのが良いでしょう。

【参考・画像】

※ 世帯数と世帯人員数の状況 – 厚生労働省

※ 結婚・家族形成に関する意識調査 – 内閣府

※ g-stockstudio / Ljupco Smokovski – Shutterstock

【著者略歴】

※ 北川ワコ・・・東南アジア担当の海外営業などを経て、現在は外資系通信会社に勤めながらライター業に挑戦中。田舎と都会、海外と日本、昔と現在を比較しつつ、「夫婦」「家族」について日々思考している2児の母。

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