世界と子育て事情が大きく違う!「子どもとの暮らしを楽しめない国」日本でママができる一歩とは? (2/2ページ)
●両親プラス、舅姑、メイドまで育児に参加
共働きが当たり前のシンガポールでは、国がメイド雇用を促進する制度を整えています。ですから母親と父親のみに育児の負担が集中すると言う事がありません。夕方塾のお迎えは、祖父母世代が三々五々集ってくるのはよく見る光景です。
このような状況で、父親が育児に参加しないという方が不自然だということがお分かりになると思います。
■ 「子どもとの暮らしを楽しめない国」日本
“孤育て”という言葉が生まれてしまう状況を、私たち日本人は恥じなくてはなりません。日本では多くの若いママ達が、自信を無くし、自分を責めながら子育てをしています。そのような状況に追い込んでおいて、“自己責任”という非情な言葉が、なおも日常的に聞こえてきます。
生まれたばかりの小さな子との暮らしは、本当に大変です。ですが、この手の中に小さなわが子をぎゅっと抱きしめていられるのは、ほんのごく短い期間です。この時期を楽しめず、あまつさえ子を憎く思ったりすることは、人生において大きな損失ではないでしょうか。
それは、出世や周りの冷ややかな目を避けることと、引き換えにしてもいいことなのでしょうか。
■ 行政に期待するよりも「隣の人と繋がろう」
行政を変える、制度を整える。確かにそれは大きな変革であり、多くの親を救ってくれるかもしれません。でも筆者は行政に期待するよりも、自分の出来る事を実践しています。
具体的には、「隣の親子に微笑む」こと。公共の場で赤ちゃんが泣いてしまい、困りながらあやす親には「かわいいですね、元気な子ですね!」3兄弟を連れて必死なお母さんには「荷物持つの、手伝いましょうか?」という風に。
伝えたいのは、「あなたはそのままでとても偉大で、素晴らしい存在ですよ」というメッセージです。
それは、私自身が必死に子どもを育てていたときにしてもらって救われたことです。
優しさは連鎖すると信じて、今日も小さな一歩を踏み出そうと思います。
【参考・画像】
※ 「平成 26 年度雇用均等基本調査」の結果概要 – 厚生労働省
※ Tomsickova Tatyana、vita khorzhevska、kurhan / Shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。