どっちが危険?園に任せっきりの「丸投げママ」、園の方針変えたがる「介入ママ」
親には、実にいろんなタイプの人がいます。
子どものしつけを“幼稚園や保育園に丸投げの人”、“園の方針に介入してくる人”など様々です。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がお話します。
■預けておけば何とかなると思ってない?「丸投げママ」の特徴とは
丸投げママとは、何から何まで園にお任せで「保育士は子育てのプロなんだから、私なんかが手を出すよりもずっといいわ」と考え、「先生にお任せします」と言って自分ではやろうとしない人、預けておけば何とかなる、と思ってしまっているママです。
例えば、下記のような項目が当てはまる人は要注意です。
・オムツはずしは園でやってもらうもの。
・離乳食の訓練は園にお任せ、家ではミルクだけ与えている。
・持ち物に名前を書くのを園にお願いしている。
・ロッカーに置いておく予備の着替え。園側から「そろそろ暑くなってきたので、半袖を持たせてください」と言われるまで気が付かない。
・園からの様々なお知らせのプリント類が、子どものカバンに入ったままで「提出物を出してください」と催促されて初めて気が付く。そして、皺くちゃになったプリントが通園カバンの底から出てくる。
・子どもが熱があるのに「会議を休めないから」と子どもを園に置いていく。
子育ての主体はあくまでも家庭です。自動販売機のように、預けておけばなんとかしてくれると思うのはよくありませんよ。
■園との差にカルチャーショックを受ける「小1の壁」
ある意味保育園は、至れりつくせりの環境です。小学校に入学したら“ママがフルタイムで仕事をしている”、“専業主婦”など区別されず、分け隔てなく扱われます。
「墨汁を●月●日までに準備してください」、「校外学習なのでお弁当を持たせてください」などです。
6時7時まで、園で預かってくれたり、夕飯の提供まである保育園もあります。
4月1日からの放課後預け先を探さなくてはなりません。“小1の壁”と呼ばれるものです。カルチャーショックを受けるママもいるようですよ。
■園の方針を変えようとする「介入ママ」
一方、“丸投げママ”とは反対に“介入ママ”も考えもの。
6月は保育参観のシーズンで、既に参加を済ませた人も多いでしょう。
保育参観をして、どうも園の教育方針がしっくりこなかったとします。
配布された“保育参観後のアンケート”に「わが家はこれこれこういう方針で育てているので、園でも同じように対応をしてください」と書いてくる保護者がいます。
園には自由のびのび保育、椅子に座らせる時間が長い保育、それぞれの教育理念、方針にのっとって保育をしています。
もし、家庭の教育方針と合わず、それが気に入らないのであれば転園するしかないのです。
多少の希望は伝えることは必要ですが、園の教育方針を変えることはできません。
■園の出来事を蒸し返す「介入ママ」
“介入ママ”は園に無理やり働きかけるママだけではありません。
例えば、連絡帳に「今日はお友達を叩いてしまいました」、「給食を残しました」と書いてありました。
園側は、あくまでも預かっている時間内の出来事を報告するために書いています。
ところが、更にこれを蒸し返し、次のように子どもに叱るママがいます。
「今日、お友達を叩いたんだって?どうしてそんなに意地悪なことをするの!」
「給食残したんだって?好き嫌いしてはダメっていつも言っているでしょ!」
現場にいない人から叱られることほど、子どもにとって理不尽なことはありません。「ママは見ていなかったでしょ」と思っています。
また、何時間も経過して再度、注意することはよくありません。あくまでも“現行犯主義”その時、その場にいる人がビシッと注意する。
後は綺麗さっぱり忘れること、そして、また同じことをしたら、同じようにその場でそこにいる人が注意すればよいのです。
いかがでしたか?
筆者は小学生を指導していましたがプリントを全く見ない保護者、隅々まで見て再度赤ペンを持ち子どもに教える保護者など様々です。
“丸投げママ”と“介入ママ”。
どちらに針が振れるのもよくありません。バランスが大事ですね。
【画像】
※ pathdoc / Milles Studio – Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』