20代の視点で選んだ「梅雨時にしっとりと観たいアニメ作品」5選! (2/2ページ)

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深緑の季節、その青みを一層増した葉の先から天高く落ちてきた雨粒が今まさに垂れようとする描写、そして垂れた先で広がる波紋、その雨の情景全てが美しく見る者の心を捉えます。鬱屈しそうな梅雨にこの作品を見ればきっと雨の日が愛おしくなるにちがいありません。

■おおかみこどもの雨と雪

 “"細田守”監督による2012年に公開されたアニメーション映画、「おおかみこどもの雨と雪」。当時大学生であった「花」はひょんな事からオオカミ男の「彼」と出会います。そして2人は付き合い、その後子宝を授かります。しかし、当然生まれてくる子はオオカミの血を引いており、しかも男の子と女の子の双子。これはもうどうして良いか分かりません。日々苦労しながら育てていると最悪の事態が・・・。オオカミ男の彼が死んでしまいます。取り残された「花」。二人のオオカミの子を抱え更なる苦難に立ち向かっていきます。リアルとファンタジーが混在した細田守らしい作品。圧倒的な躍動感と臨場感、この作品を見た誰もが「花」の苦労に胸を撃たれ、不安と期待が入り混じったみずみずしい日々を感じるでしょう。梅雨のしっとりとした雰囲気とこのみずみずしさで溢れる潤った作品、是非一緒に堪能してみてはいかがでしょうか。

■有頂天家族

 “森見登美彦”原作の小説「有頂天家族」のアニメ作品。舞台は京都下鴨神社。登場人物(?)はなんと狸の家族。父親が狸鍋にされたという奇怪な運命を辿るこの家族は、母親一人(一匹)と四兄弟の五人(五匹)です。趣溢れる京都の街を舞台に「面白きことは良きことなり」をテーマに、ほのぼのとしつつもちょっぴり悲しい物語が展開されていきます。そして、この作品には雨の描写が多く出てきます。雰囲気の良い京都の舞台がより一層深く落ち着いた印象に。この作品を見れば鬱屈した梅雨も一変、京都の深い趣へと想いを馳せつつゆったりとした時間を送れること間違いなしです。

 20代の私が個人の好みで「梅雨時にしっとりと観たいアニメ作品」5選!を紹介させていただきました。紹介させていただいた全ての作品が深い精神世界を描いていきます。「べっとりとして不快な梅雨」が「しっとりとして心地の良い梅雨」に変わることを願ってこの紹介を締めさせていただきます。

(C)Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

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