2020年から大学入試が変わる!? 幼児期のうちに準備しておきたい「国語力UPトレーニング」って?
今、日本の教育が大きく変わろうとしています。2020年から本格的に始まる大学入試改革では、グローバル社会で活躍できる力を育てるため、“習得した知識や技能を確認する”形式から、“習得した知識を活用する力を問う”形式への移行が進みます。
この変化に対応しうる学力の土台となる“国語力”は、幼児期だからこそ伸ばせる力です。
今日は、現役塾講師の筆者が将来に向けて“幼児期に実践しておきたい国語力を伸ばすコツ”についてお話します。
■2020年からの大学入試はこう変わる!
一番大きな変化は、大学入試センター試験の廃止と新テストの実施。知識・技能の習得度を問う「高校基礎学力テスト(仮称)」に加え、知識の活用力を問う「大学入学希望者力評価テスト(仮称)」が行われるようになります。
「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」では、思考力や判断力、表現力を問うものとなるといわれ、教科の枠を超えた合教科・科目型、総合型の問題形式や記述式の問題が導入されます。
基礎的な知識や技能が身についていることを前提に、それらを活用して目の前の問題を解決する力が求められるのです。
■考える力の土台「国語力」が合否の鍵を握る!
知識・技能の“活用型”問題に対応するには、問題文を読んで“何が問われているのか”を理解する力や、必要な手立てを考える力、これまでに身につけてきた知識や技能を総動員させて問いに対する答えを導き出す力、そして導いた答えを正しく表現する力が必要です。教科の知識だけでなく、問題を理解し、解決し、表現するための“国語力”が合否の鍵を握ります。
■幼児期に実践したい「国語力を伸ばす3つのコツ」
国語力は一朝一夕に伸びる力ではありません。だからこそ、幼児期のうちから言葉を正しく知り、考えることや表現すことが大好きになるトレーニングを積むことが大切です。
(1)語彙を増やす
国語力の基礎は語彙力。スムーズな読解や正しい表現には、言葉を正しく知ることが欠かせません。子どもとの会話の中で「それって、こういうことだね」「そういうのを○○って言うのよ」と伝える機会を増やしましょう。
リビングに国語辞典を置いておき、家族みんなが調べる習慣をつけることも大切です。
(2)手紙をたくさん書く
自分の考えを文字にして書いて表現することへ抵抗感をもっていると、どんなに知識を習得してもそれを評価につなげることができません。まずは“ママ・パパへのお手紙”から始めてみましょう。
誰かに“分かるように”書く文章は、文章を論理的に組み立てる工夫ができるチャンスです。
(3)「それって、どういうこと?」を説明する機会を増やす
ある出来事について説明する力も、親子の会話で高めることができます。たとえば「今日嬉しかったの!」と子どもが言ったら「どんな出来事でうれしくなったの?」と聞き返しましょう。「どうして?」「どんなことで?」を説明する訓練になります。
国語力を高めるには、豊富な言葉を吸収し、「なんとなく」ではなく「なぜ?」が説明できるように考え、相手にわかりやすく伝える訓練をすることが大切。日常の会話や手紙を通して、楽しく実践してくださいね。
【画像】
※ Creativa Images、Eiko Tsuchiya / Shutterstock
【著者略歴】
※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。【保有資格】小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト