既婚女性の5人に一人が経験! 大学生にも知ってほしい、深刻化する日本のDV問題

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大学生のみなさんは、DVという言葉を知っていますか? DVはドメスティック・バイオレンスの略で、パートナーから肉体的・精神的暴力を受けることを言います。内閣府男女共同参画局が出した「平成27年男女間における暴力に関する調査報告書」によると、これまでに結婚したことがある人の内20.3%が配偶者からの肉体的・精神的暴力を受けていたのだとか。なぜそれほどまでパートナーからの暴力が多いのでしょうか? 日本のDV問題について今回は紹介します。

■結婚経験者、5人に1人がDV被害に?

同調査でこれまでに結婚したことがある2,673人に配偶者から「身体的暴行」、「心理的攻撃」、「経済的圧迫」、「性的強要」の4つの行為を受けたことがあるかを調査したところ、「何度もあった」「1、2度あった」という人を合わせてなんと20.3%の人が配偶者からの何らかの暴力・攻撃を受けたと回答していたそう。これは結婚を経験する約5人に1人がDV被害にあう可能性があるということです。なぜそれほどまで、家庭内で配偶者に暴力を働こうとする人が多いのでしょうか?

■DV被害がなぜ起こるのか

DVが起こるときにはそこに複雑な要因が多数からみあっていることが多く、一概にこれが原因だとはいいにくい特徴があります。一般的にDVが起こる要因としては「加害者の成育歴(子どもの頃から虐待を受けていた、両親が暴力をふるうのを見て日常的な暴力に慣れていたなど)」、「加害者の支配欲・所有欲の問題」、「女性(男性)に対する物の見方の偏り(差別思考)」、「加害者の嫉妬や妄想」、「反社会的な人格障害」等が関係しているといわれています。

■子どもがいると、被害者は耐える傾向に?

同報告書によると、配偶者から被害を受けたことがある人に対して、「別れたい(別れよう)と思ったが別れなかった」(39.2%)、「別れたい(別れよう)と思わなかった」(42.2%)を合わせて相手と別れなかった人がなんと8割以上でした。さらに「別れたい(別れよう)と思ったが別れなかった」という人に対してなぜ別れなかったのかを聞いたところ、「子どもがいるから、子どものことを考えたから」が63.8%と最も多かったことがわかっています。見える・見えないに関わらず子どもがいる家庭で配偶者からの暴力や攻撃が行われた場合、それを子どもに見せることそのものが間接的な虐待となってしまう可能性も。しかしそれでも何らかの精神的・経済的事情から別れられない人は多いようです。

同調査によると配偶者から被害を受けて、それを誰かに打ち明けたり、相談したりした人は37.2%と半分にも満たないことがわかっています。DVには複雑な背景がからんでいるため、1人での解決は困難なことが多くあります。深刻な問題となっているDV問題。一人でも多くの悩みが解決できることが望まれています。大学生のみなさんも、DVは決して他人事ではなく、身近に潜んでいる危険であることを認識しておいてくださいね。

文・ファナティック

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