エアコンがない大学生は注意! 冷蔵庫を開けて涼むと室温は「上がる」ってほんと?

学生の窓口


今年もだんだんと、クーラーが欠かせない季節になってきましたね。温度が調整されている室内はやっぱり快適! でも大学生のみなさんのなかには、節約のためにエアコンは我慢……なんて人もいるのでは? どうしても耐えられなくなってきて「この暑さをなんとかして!」と思ったとき、ふと冷蔵庫を開けると、流れ出てくる冷たい空気……。このまま開けっ放しにしておいたら、クーラーのように活用できるものなのでしょうか。

■答えは……ノー!

冷蔵庫を開けっ放しにして、クーラー代わりに……。エアコンがない空間で、あなたはこんな妄想をしたことはありませんか? 冷蔵庫内を冷やすように、室内全体を冷やしてくれるのでは? と考えがちですが、実はこれは大きな間違い。冷蔵庫を開けっ放しにすると、実は室温は「下がる」のではなく、反対に「上がる」のです。冷蔵庫をクーラーのように使えるのか? という問いに対する答えは、ズバリ「ノー」だと言えるでしょう。

■秘密は、冷蔵庫の仕組みにアリ

実際に冷蔵庫からは、冷たい空気が絶えず流れ出てくるのに、どうして室温は上がってしまうのか。その秘密は、冷蔵庫内でものを冷やすときの仕組みにあります。冷蔵庫内の空気が冷たいのは、モーターを使い、冷却液を循環させているからです。冷蔵庫内では、冷却液は気体になり、内部の熱を奪います。そして外部に出て、再度液体に戻るのです。このときに熱が放出されます。冷蔵庫の裏や側面を触ると熱くなっているのは、このためです。放熱装置により、「内部の熱」を「外部」へと送りだしているのですね。

もしも冷蔵庫を開けっ放しにすれば、冷蔵庫は「もっと冷やす必要がある」と判断し、モーターをフル回転させるでしょう。しかしそれは、同時に熱を作り出す行為でもあるのです。冷たい空気を放出する以上に暖かい空気を作り出してしまうのですから、室温が上がるのは当然なのです。

■エアコンはなぜ冷えるの?

冷蔵庫を開けっ放しにすると室温が上がるのはわかったけれど……では、クーラーはなぜ部屋を冷やしてくれるの? こんな疑問を持った人もいるはずです。その答えは、非常に簡単なもの。冷蔵庫の放熱装置が本体裏や側面に設置されているのと違って、エアコンには「室外機」が存在しているからです。

エアコンの場合、室内を冷やすことで得た熱を、部屋の外部で放出する仕組みになっています。だからこそ、室内という限られた空間を、快適な温度に保つことができるのですね。

いくら暑いからといって、冷蔵庫を開けっ放しにするのは本末転倒! 部屋を冷やしているのではなく、むしろ温めていると意識すると、開閉回数も少なくなり、エコライフを実践できるのかもしれませんね。大学生のみなさん、冷蔵庫を使うくらいならエアコンを使ったほうがいいかもしれませんよ。

文・ファナティック

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