【アラサー女性のお悩み相談室】出産したら、キャリアは「犠牲」になる!? (4/4ページ)
でもそれって、自分を毎日毎日育てること。臨機応変さをつけたり優先順位を見極めたりすることはもちろん、責任を持つこと、環境を受容する心を育てること、他者を信頼すること、頼ること、忍耐力などその能力は多岐にわたります。
ガチンコで、成人するまで20年も能力を育てていくんです。そう考えると“犠牲”よりも“得る”もののほうが多いのではないでしょうか。そもそも子育てとは、子育て未経験者という新入社員が命を育てるという一大プロジェクトを任されてしまうような、責任あること。
だから私は、子育てってもっと広い意味で「究極のキャリアアップ」になると思っています。

ちょっと偉そうに答えてしまいましたが、私はもともと、子ども好きなタイプではありませんでした。昔から、子どもを前にすると「かわいい」というよりも、自分の弱い部分を見透かされているような気持ちになって、「こわい」という感覚の方が強くあったんです。
子どもと日々向き合う今、「子どもが苦手だったのは、自分に自信がなかったからだ」と気づく毎日。ストレートに感情をぶつけてくる子どもに対峙しながら、成長させられているなとつくづく感じています。
人生って面白いものなんですよね。私は子どもが苦手で、娘が0歳児のころには思い通りにならない状況と至らない自分にイライラしすぎて虐待でもするんじゃないか?と思ってしまったこともありますが(笑)、今となっては「もしかして、私ってそもそも子ども好きだったのかも?」と真逆のことに気づかされる調子です。
子育てに限らず、今までのとらえ方や意味付けなんて、自分の成長とともに日々ひっくり返っていくもの。ですので、子育てかキャリアかと悩むかもしれませんが、産みたいと思ったのなら、どん!と飛び込んでしまえば自分の新しい可能性と喜びが見えてきますよ。
【益本 香織(ますもと かおり)】
プロボディデザイナー ・アフェクティブバストセラピスト。パートナーに選ばれ続ける、愛されボディづくりの専門家。 女性らしい曲線美とやわらかな質感をオールハンドでうみだし、愛される大人の女性のボディづくりを応援している。