北朝鮮「拉致容疑者」の写真を公開…相次ぐ脱北事件を受け (2/2ページ)
ただ、記事の内容をよく見ると、不思議な点に気づく。男性2人と女性2人は旅券番号が写真に添えられている。それを見る限り、男性2人は韓国国籍であり、女性2人は北朝鮮国籍だ。不思議なのは、旅券番号ではなく身分証番号が添えられた残りの男女だ。番号を検証したところ、男性は黒竜江省、女性は吉林省出身の中国人なのだ。
渦巻く謀略朝鮮族をはじめとする中国人男性が、脱北支援などに関わるのは珍しくない。しかし、中国の女性が北朝鮮女性と一緒に韓国へ亡命し、なおかつ韓国がそれを受け入れ、そのことを北朝鮮が非難するとは、いったいどういうことなのか。
この問題には、一般には明かされていない複雑な背景がありそうだが、韓国と北朝鮮の謀略渦巻く諜報戦と絡むことがらだけに、真相が見えてくるまでには時間がかかるかもしれない。