「◯号」だけじゃなかった! 日本の台風にも「名前」があるってほんと?

初夏から秋にかけて心配なことと言えば台風。風が強いと波が高く危険で、道路を往来できなくなります。洪水や崖崩れを発生させることもあります。ところで台風は、日本では「台風18号」という呼び名が一般的ですが、実は名前が付いていることをご存じでしょうか。今回は大学の友だちに話したら感心されること間違いなしの、台風に関する豆知識を紹介します。
■台風の号と名前の付け方
よく知られているのが「台風18号」というような数字を付けた呼び方です。これは、気象庁が毎年1月1日以降に初めて発生した台風を1号として、発生順に番号を付けていきます。「台風1号なんて聞いたことない」と思うかもしれませんが、これは天気予報では日本列島に近づいたもののみをクローズアップして取り上げるためでしょう。
この台風それぞれにはすべて名前が付けられています。名前は「台風委員会加盟国」である14カ国が10個ずつ提案したものを順繰りに付けていき、140個で一周してまた1個目の名前に戻ります。約5年で一周するので、同じ名前の台風が過去にもあるという事態も発生します。
■日本はどんな名前を提案している?
「台風委員会」に日本が提案している10個の名前とはどんな名前でしょうか。実は日本は、全て星座の名前を提案しています。「てんびん」や「やぎ」といったものから「コップ」や「とかげ」といったものまで、日本人があまり知らない星座も含まれています。すべて挙げると以下のようになっています。
てんびん、やぎ、うさぎ、かじき、かんむり、くじら、コップ、コンパス、とかげ、わし
もし天気予報で台風の名前が出ていることがあれば、たまには注目してみるとおもしろいかもしれませんね。
■アメリカでの呼び方となぜ違う?
ところで「台風の名前」と聞くと、もっとアメリカっぽい名前を想像しませんか? 「アイリーン」や「カトリーナ」など、アメリカに大きな被害をもたらした台風というイメージがありますよね。これらの名前は上記「台風委員会」の決定とは関係なく決められる名前なのです。
アメリカでは、海洋大気局のハリケーンセンターというところがあらかじめ決めておいたアルファベット21種類で始まる人名を割り当てています。そして、ある名前の台風が大きな損害を発生させた場合、その名前は以後使わないようにするようです。こうして有名な「アイリーン」という名前はもう台風に付けられることはないのです。
台風には名前が付いていると聞いたことがあっても、なかなか日本では意識することがありませんよね。これからのシーズン、台風が近づいているときは、ぜひ大学の友だちとの話題にしてみてはいかがでしょうか?
文・ファナティック