園の面談に左右されないで!「認められる経験」こそが子どもに自己肯定感を与えるのだから
保育園の個人面談、ママ友の子どもは「絵が上手に描けるようになりました」と褒められていました。
でもわが子は「おしっこをもらさないようになりました」と褒められました。基準が違い過ぎて何だかショックです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“褒める材料の選び方”についてお話します。
■「嬉しくない評価」のされかた
小学校の面談でも「計算力も漢字力もついて最近、学力がメキメキ伸びてきました」と言われる児童もいる一方、「給食を残さず食べています」、「休み時間は思いっきり外で遊ぶことが出来ます」としか褒められない子どもがいます。
勉強以外のことを褒めらても、親としてはちっとも嬉しくないですよね。
■「一面的にしかみない」担任だった場合
けれども、次のような保育士や小学校の担任だった場合、子どもは日中どんな園生活や学校生活を送っているでしょう。
<保育園>
・お友達と仲良くできるかどうか
・静かに椅子に座って先生のお話を聞けるかどうか
<小学校>
・勉強が出来る出来ない
・授業中、集中して授業を聞いているかどうか
協調性や集中力や態度が良いか悪いか、成績だけでしか評価されずにきっと苦しい毎日だと思います。
子どもは、もって生まれた気質と育った家庭環境で、態度も学習能力も違っていて当然なのです。
大人が平均値や理想の基準で評価したり優秀な子どもと比較していたら、出来の悪い子どもは永遠に浮かばれません。
■どんなことでも褒める材料になる!
・トイレに一人で行ける
・大便を先生の手助けなしに自分で拭けるようになった
・お弁当残さず食べる
・給食をおかわりする
・お昼寝をしっかり出来る
など、身辺自立の面からも評価できる先生のクラスにいる子は認められ、褒められる機会も自然と多くなります。
ダメ出しばかりする大人しか周りにいないと、「僕はダメな子なんだ」と自己評価が低くなります。
ですから「おしっこをもらさないようになった」と褒められたからといってガックリきたり、「良くない担任だ!」と恨んではいけませんよ。
「ウチの子をよく見てくれてるなあ」と却って喜びましょう。
■自己肯定感を持てるのは「認められる経験の多い子」
兄弟喧嘩はするし、好き嫌いはするし、食事は残すし、お片付けはしないし、グズグスしているし……。ママにしてみると、褒める材料など見当たらないかもしれません。
でも、喧嘩をしていない瞬間はあるはずです、好き嫌いはあっても全て食べない訳ではありません。
食事を残したって食べているものもあります。遊びたい時はグスグスはしていません。出来ていない面ではなく出来ている面にスポットライトを当てましょう。
もし、個人面談で「お友達とも仲良く出来ないし、椅子にも座っていられないし」とマイナスの評価しかしない担任に当たってしまった場合でも、家に帰って「ママ、面談で注意されちゃったわよ!もっとお利口にしていないとダメでしょ!」と、先生と一緒になって傷口に塩を塗るのは止めましょう。
先生が認めてくれない分、子どもが出来ている面をママがしっかりと言葉に出して褒めてやりましょう。
先生や親が団結して批判したら、子どもはますます自信がなくなり、やがて潰れてしまいますよ。
いかがでしたか。
小学校高学年になると、どうしても勉強面ができるかどうかが評価対象になります。
でも、学力が多少低くても、幼児期から何でも褒める材料にして、“認められる経験”を多く積んでいる子どもは、“自己肯定感”を持っているので壁を乗り越える強い力があります。
一面だけから評価するのは止めて下さいね。
【画像】
※ あゆちゃん(@ayuchan0819) – Instagram
※ tycoon / PIXTA
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』