【最新アウトロー事情】犯罪者の新たな隠れ家に?"民泊"の知られざる実態 (2/2ページ)
不法滞在の奴とかそんなのなかり」
――日本人の犯罪者はいなかったのか?
「中国人に聞いたら今まで何人かの日本人はいたらしい。だけどいつの間にかいなくなった。パクられたかどうなったかは分からない」
――パクられたらガサが入る?
「だけど怪しい奴多かったな、夜になったらいきなり駆け込んできて大金を持ち帰って来た奴とか。あれは何かやばい仕事をしてきたんだろうね」
――関西とかで民泊が凄く問題になっているけど、ゴミ出しとかマナーの問題で、そこはどうだったのか?
「うちはみんな息を潜むように住んでいたから全く問題は起こらなかったと思う。マンションの部屋から外に出る時は2人以上で出ない様にとかの貼り紙もあったし」
――それで一泊いくら?
「10日までなら1泊2000円、それ以上だったら1500円」
――少し中流的なドヤ位の値段だ。
「ドヤよりはいいな、中国人は仲良くなれば裏切りはしないし、俺には。何か怪しい,やましい事をしていると言う仲間意識があったのだと思う」
――そこにどの位いたのか?
「1年未満かな」
――よく金が続きましたね。
「仕事に行ったよ。近くに中国人専用の手配師がいるんだよ、毎朝車で迎えに来て。俺も中国人の振りをして週に3回位通ったから」
――日当は?
「日本人より多少悪いだろ、食事は付くけど。俺はそこでも日本語を一切話さず中国人で通していた。知っているのは同じ宿舎から行っている中国人だけだよ」
というような受け答えだった。
大坂を初め、東京、京都でも無認可の民泊業者が摘発されている。キチンと登録している業者は諸官庁の管理体制にあるが、今回の様な闇の民泊業者は何の規制は受けない。彼の言葉にあった「ドヤは警察が来るから」という言葉にあった様に今、ドヤに逃げるのは捕まえて下さい、と言っている様なモノである。
怪しい民泊があるのは噂では聞いていたが、大阪に中国人専用の手配師がいたのは驚きであった。彼の言う事は、中国人だけのコミュニティでなく、韓国人、東南アジア人も同じ様な事を集団で行っているらしい。普通の生活を送っていれば近づく事がない世界ではあるが、犯罪者の新たな逃げ場所という事を知識として知っているのも悪くはないであろう。
Written by 西郷正興
Photo by @K-SAKI