三菱が日産の傘下企業に?!いったいどうなる、日本の自動車メーカー (2/3ページ)
その他に、三菱グループ内の意見の不一致も今回の提携の一因と言われています。グループ内では三菱自動車を重要な事業と考え、徹底的に保護していくべきという派閥と、不祥事を立て続けに起こしているお荷物と考え、切り離しをはかる派閥に分かれているそうです。
どこかの企業に自動車部門を引き取ってもらいたいと考える者もグループ上層部に数多くいたそう。そういった人々にとって、今回の日産との提携体制の打診は、願ってもないチャンスとなったわけです。
傘下とはいえ、リスクの高い合弁化は日産側としても慎重説を採る者も多かったはずです。特に、ルノーとの提携時に社内政治による闘争や騒動を経験した日産には、かつての傷口を抉りながらの決断だったことでしょう。
それだけに、期待の高まる事業提携であることは間違いないとも言えます。
■吉と出るか凶と出るか…自動車業界に与えるインパクトは大!日産はルノーとの提携協力を円滑に進め、お互いに高め合い、弱みを薄めるという協力体制を確立しました。
今回も、三菱のブランド力と日産の開発力を高めつつ、日本の自動車業界全体を盛り上げてくれる結果となれば、まさに怪我の功名と言えるのではないでしょうか。
三菱には電気自動車やハイブリッドカーなどの高度な技術もあり、人気車種となった「アウトランダーPHEV」などは非常に優れたSUVです(もっとも燃費偽装のラインナップに並んでしまっているので、引き合いに出すのは好ましくないかもしれませんが……)。
日産も自動運転技術の開発を始めとして、様々な先進的技術を有しています。「リーフ」など電気自動車の開発も旺盛に行っていますし、三菱開発部との協力が今後の車両開発技術の推進剤となってくれれば、目覚ましい成果を上げてくれるかもしれませんね。
どうしてもトヨタの一人勝ちになってしまっているのが日本の自動車業界事情と言えますが、三菱と日産が、トヨタやホンダに比肩するくらいの存在になってくれば、これからの自動車業界は大いに盛り上がってくるはず。ぜひともこの二社には頑張ってもらいたいですね。