35歳以上で3~5個に!医師に聞いた「卵子老化」の正しい知識 (3/3ページ)

Suzie(スージー)

年齢によって妊娠率にかなり差があります」(原先生)

35歳という年齢は、卵子の質が低下し、女性ホルモンの年齢が減少してくる時期。自然妊娠を望むなら、35歳までがいいそうです。35歳未満でも、2年以上妊娠しないなら婦人科で検査が受けられます。

■なぜ卵子の「凍結保存」が必要なのか

いま、卵子の凍結保存が話題になっています。そもそも、どうして卵子を凍結保存する必要があるのでしょうか。

「卵子が老化すると妊娠しづらくなるので、そうならないうちに若いうちに卵子を取って受精させておこう、ということですね。年を取ってからの卵子では妊娠しづらい、また、赤ちゃんに障害が起きやすくなります。いますぐ妊娠の予定はないけれど、将来子どもがほしいなら若いうちに卵子を取っておこうという考え方です」(原先生)

35歳をすぎても仕事をバリバリこなしたいという女性は多くいます。仕事に打ち込み、妊娠を諦めないためには、受精卵の凍結は選択肢のひとつになるのですね。

未婚の女性でも、卵子のみを凍結保存し、年を重ねてから若いころの卵子で妊娠・出産が可能だそうです。保存の費用は病院によって異なりますが、妊娠できる時期の延長に期待が高まります。

大きな問題となっている晩婚・少子化問題。必ずしも子どもを産むことがすべてではありませんが、不妊症にならないために気をつけるべきこと、妊娠を諦めないためにできることがあります。正しい知識を身につけ、ときには専門の医療機関を頼ってみてはどうでしょうか。

(文/ぱるぱる)

【取材協力】

※原利夫・・・医学博士。58年慶応義塾大学大学院医学研究科修了にて医学博士学位を取得。同大産婦人科助手を経て、62年東京歯科大学市川病院講師、平成元年千葉衛生短大非常勤講師となる。

平成5年、不妊治療専門クリニックはらメディカルクリニックを開設。専門は生殖生理学、内分泌学、精子学。著書に『図解赤ちゃんがほしい人のための本-二人で治す不妊』池田書店、『不妊治療がよくわかる 元気な赤ちゃんができる本』池田書店など。

【参考】

はらメディカルクリニック

原利夫(2008)『図解赤ちゃんがほしい人のための本-二人で治す不妊』池田書店

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