完全母乳にこだわりすぎると…。授乳中ママが知っておきたい「混合栄養」3つのメリット
赤ちゃんを育てる上で、「完全に母乳だけで育てたい」と思うお母さんは多いと思います。
母乳には、赤ちゃんの“免疫獲得”や“乳幼児突然死症候群”を防ぐなどの利点があります。
しかし、完全母乳にこだわりすぎることで、お母さんが「身体的にも精神的にも疲れてしまう」こともあります。
そんな時は、粉ミルクを併用する混合栄養という方法もあります。今回はこの“混合栄養のメリット”についてご紹介したいと思います。
(1)赤ちゃんの「栄養不足」を防げる
母乳がしっかり出るかどうかというのは、お母さんによって違います。
授乳にかかる時間が長かったり、授乳から授乳までの感覚が短すぎると、母乳が十分に出ていない可能性があります。
そんな時は、赤ちゃんの体重増加量を測って順調に増えているか、栄養が十分にとれているかを確認しましょう。
また、“くる病”の原因になるビタミンD不足も、母乳だけだと起きやすい場合があります。
その点、粉ミルクには十分な量のビタミンDが含まれているので、安心です。
(2)他の人に「赤ちゃん」を預けやすくなる
普段から粉ミルクや哺乳瓶に慣れていると、赤ちゃんを夫や家族に預けやすくなります。
どうしても用事で出かけないといけない時や、気分転換をしたい時に助かります。
また、夫にも授乳をさせてあげることで、育児への関わりが増し、子育てに参加しているという実感が得られやすくなります。
お母さんが体調を崩してしまった時も安心です。
(3)お母さんの「心に余裕」が生まれる
完全母乳には確かにメリットがありますが、それにこだわりすぎると、母乳だけで育てられなかった時に、自分を責めたり罪悪感を感じたりしがちです。
育児は大変に手間のかかることですし、他のことでもストレスが溜まります。それに加えて、授乳に関してもストレスを感じていては、イライラが赤ちゃんにも伝わってしまいます。
おおらかな心を持って、優しい気持ちで赤ちゃんに接することが、何よりの栄養です。
あくまでも、母乳を与えながらの“混合栄養”だと双方の利点が得られることを理解しましょう。
いかがでしたか?
授乳に関しては周りの意見などもあると思いますが、子育てはあくまでお母さんが主体です。
他ならぬ自分の子どものことですから、自信を持って子育てをしていきましょう。
【画像】
※ Alliance / teksomolika – PIXTA
【著者略歴】
※ 圓尾 和紀・・・管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、海外、大学院で七年間栄養学を学ぶ。病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、独立。現在は「和食」と「ファスティング」を取り入れた生活の提案を行う。