親が子どもに言いがち!「がんじがらめの子育て方針NGフレーズ」5選とマインドリセット法
あなたの家庭の「これだけは!」という教育方針はなんですか?
それぞれの家庭には様々な考えがありますが、教育方針はそれまでの親の生き方や子どもの頃に親からされた子育てが大きく反映されます。
けれども、その考え方に縛られ、どこかで“生き辛い”と感じたことってありませんか?
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、“子どもに受け継がれる親の思考癖とマインドリセットの考え方”についてお話します。
■親が子どもに言いがち!「がんじがらめの子育て方針フレーズ」5選
(1)「人に迷惑をかけない」
「頼ることはよくないこと」と考えるようになります。
どんなに助けてもらいたくても、SOSを出さない癖がついてしまいます。
(2)「努力は必ず報われる」
こう教えられた子は、勉強したのに不合格になるなど頑張ったのに結果が出ない時、“まだまだ頑張りが足りなかった”と必要以上に自分を責めるようになります。
(3)「人に頼まれたら快く受ける」
いつもこういわれ続けた子は、たとえ嫌なことを頼まれても「自分さえ我慢すれば皆が平和になる」の“他者優先の癖”がついて「自己主張してはならない」と考えるようになります。
そうして、いつも我慢して自己犠牲を強いられて、どこかで苦しくなっています。
(4)「苦しくても笑顔を絶やさずに」
悔しくて泣いたり、怒ったりしたいとき、笑顔ばかりを作っていたら、心は悲鳴を上げてしまいます。
(5)「1番になることに価値がある」
このような教えの元に育てられた子は、1番でないと気が済まなくなり、「勝たないと価値がない」と思うようになります。
さらには将来、できない子、負ける子を見下すようになります。
■こんな「マインドリセット」どうですか?
(1)人に迷惑をかけることがあってもいい
人間には貢献意欲がある。頼られた人は“自分は人に必要とされている”と感じることができ嬉しい。
また、いつも我慢していることは自分を大切にしていないことと同じである。自分を大切にしないと人にも優しくはなれない。
(2)「努力は報われないこともある」
運動会で負けたり、テストの結果が悪かったり頑張っても結果が伴わないこともある。でも、努力したことに意味がないわけではない。
練習したことによる体力はついている。テストは残念な結果になったとしても、勉強したことによる学力は、勉強する前よりも必ずアップしている。人生、無駄なことはない。
(3)「嫌なことは断ってもいい」
人に頼まれた時、出来ない場合は断っていい。
安請け合いしてうまくいかなかった場合、自らを責めることになる。
(4)「泣きないときは泣けばいい」
悲しいときは泣き、悔しいときは怒ってもいい。自分の心に正直に表現してみよう。
(5)「勝たなくても、1等賞でなくてもいい」
自分が負けたことで優勝できた子がいる。2番、3番、たとえビリになっても競技に参加したことが意義がある。
負けるとわかっても参加できることは、素晴らしい態度である。ちょとした挫折体験で精神的にタフになることもできる。
いかがでしたか。
人生は思い通りに行かないことが沢山あります。夢を抱いていても、叶わないこともあります。野球選手になりたくても、ピアニストになりたくても、実現しないことの方が多かったりします。
そんな時「夢は必ず叶う」と幼い頃からインプットされ続けていたら苦しい思いをすることになります。
思うようにならなくても、“あるがままを受け入れて自己肯定する”姿勢はとても大事だったりしますよ。
“○○であらねば”のポリシーを押し付けすぎないようにしましょうね。
【画像】
※ Iakov Filimonov、Voyagerix、Serhiy Kobyakov / Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』