それしつけじゃないです!「お行儀の悪い子に育つ家庭」にありがちなNG習慣3つ
“三つ子の魂百まで”で親なら誰しも幼児期からのしつけは必要だと考えています。
でも、その叱る基準や方法は家庭によって千差万別。だからお行儀の悪い子、そうではない子に分かれます。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“お行儀の悪い子、そうではない子の差がつくポイント”についてお話します。
■「お行儀の悪い子に育つ家庭」にありがちな3つのNG習慣
(1)「危険なことをしたとき」しか叱らない
しつけの基準のハードルが低すぎるケースです。危険なことって、信号を無視したり高い所から飛び降りたりなど、日常生活の中ではそう多くはないはずです。
「危険なことだけをしてはいけない」としつけられていれば、人間らしく育つでしょうか? そうではありませんよね。
電車やレストランで走り回る、売っている商品を勝手に障る、お友達のおもちゃを「欲しかったから」と勝手に持ち帰る、これらは命に関わることではありません。
でも「子どもだから仕方がない」と放っておいたら“野獣”のようになってしまい、将来は相手のことを考えない、自分本位な物の考え方が染みついた大人になってしまいます。
(2)口だけで終わらせている
口で言うだけで、徹底させていない親に原因があることがあります。「うちの子、何度注意しても言うことを聞かない」という親の言動をよく見ると、口だけで終わらせているだけだったりします。
例えば、
・スーパーで走り回る子ども。「こら、走らないで!」と怒鳴っているだけで、結局走らせたまま。
・「片づけなさい!」と言いながら子どもにやらせないで、全部親が片付けてしまっている。
・「今日はお菓子は買いません」と家を出るとき約束したのにも関わらず、スーパーで地べた泣きしたからと周りの視線を気にして「じゃあ、今日だけ特別よ」と折れてしまう。
口やかましいのに子どもがちっとも出来ていない場合、口先だけになっている場合もあるのです。
“有言実行”と言いますが、口に出したことは必ず徹底し、貫き通す姿勢を見せましょう。
その瞬間は親子のバトルになりますが、子どもは「親の言ったことを守らないとダメなんだな」と理解します。
そして、次回からは言うことを少しは聞くようになります。
(3)「叱るときと褒めるとき」の落差がほとんどない
叱った後、子どもの泣き方って微妙に違います。
ワーワー泣くのは納得していない態度、思い通りにならなくて悔しいのです。神妙になってシクシク泣くのは反省している態度。
子どもの性格により多少は異なりますが、親だったらわずかな違いでわかりますよね。
いずれにせよ、いつもの優しい親が顔色を変えて厳しく叱れば、子どもの心には何かしらのメッセージが届きます。だから泣くのです。きちんと伝わっていれば、子どもの態度はそれ以降は変わってきます。
叱るときと褒めるときの落差がほとんどないと、叱ったつもりでも子どもがヘラヘラとニヤけたりします。
叱るときはきちんと「それはやってはいけないこと」と感情を入れて、いつもの優しいママの顔を厳しく怖い顔、真剣な顔に変身させましょう。
■叱っても子どもがヘラヘラとニヤけたら?
全く態度を変えない場合、ママの注意が心に響いていない証拠で、次のパターンが考えられます。
・子どもに嫌われたくない一心で感情を込めることなく中途半端な叱り方をしている。
・子どもに背を向けてお皿洗いしながら「ダメでしょ」と言う“ながら族”の注意の仕方をしている。
・子どもはおもちゃに気を取られてまったく別のことに思いをはせていて、エキサイトしているのは親だけ
子どもに注意をするときは、一旦やっている作業を中断して子どもの目を見てきちんと話しましょう。
子どもが遊んでいたら、それも止めさせて、真剣に向き合いましょう。
いかがでしたか?
ちっとも直らない子どもの態度、方法を少し変えてみてくださいね。
【画像】
※ pathdoc、Angela Waye / Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』