Facebookのディープラーニング『DeepText』は、SNSを無菌室化する? (2/2ページ)

FUTURUS

公式ブログで取り上げている例では、ユーザーがタクシーが必要だとして「I need a ride」や「Take a cab」、あるいは「Let’s take a ride there」などと入力すると、「Request a Ride」とタクシーを呼ぶツールを利用するためのメッセージが返されるが、「I don’t need a ride」「I like to ride donkeys」といった紛らわしいメッセージを入力しても反応しない。

source:https://code.facebook.com/posts/181565595577955


■ ディープラーニングが作り出すSNSの世界

Facebookでは、エコシステムを強化しつつ新規事業を拡大するという長期計画を打ち出しているが、『DeepText』はこれを支えるシステムになりそうだ。

将来的には、ユーザーにとって不愉快であったり不要であったりするコメントを排除し、有益なコンテンツを優先的に表示するようになるだろう。

また、スパムやヘイトスピーチ的なコメントも排除できるようになると思われる。

さらにFacebookは、この『DeepText』に画像認識エンジンの『DeepFace』を組み合わせることで、視覚的な要素もディープラーニングの対象とする仕組みを開発しているという。

そうすれば、「新しい家族が増えた!」という文章と猫の写真が投稿されれば、システムは投稿者が猫を飼い始めたことを理解し、子猫の飼育に必要なグッズや情報を優先的に提供してくるようになるかもしれない。

そして気が付けば、Facebook上には、AIによって厳選された心地よい情報や必要な情報ばかりが表示されていることになるのだろう。

なにやらSNSが無菌室化されていくような気もする。

【参考】
※ Introducing DeepText: Facebook’s text understanding engine | Engineering Blog | Facebook Code

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