AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【1】 (2/2ページ)
先に挙げた参考記事の中で、私は「現行法でもAVは違法」と断定口調で述べ、それ故にHRNの「新法や監督省庁の設置など無意味どころか逆効果だ」と結論付けたが、その指摘の正しさがまさかこれほど早く証明されるとは思わなかった。この"時間的余裕"を見誤った点だけは悔やんでも悔やみきれない。
私と同様に、AV業界の危うさや、実は合法である根拠などないという点を指摘し、業界に危機感を持たせようとしていた人間は何人もいるのだが、彼らの活動が実を結ぶより、警察が撃ってくる方が早かったのである。事ここに及んでは、既存のAVビジネスは忘れて次を考えるよりない。これまで通りのやり方にしがみ付いていては、業界すべてが警察の狩場となり、裸になるくらいしか道がない女性から、自立手段を奪う事になる。果たしてこれが「女性の味方」を自称するHRNの望んだ事だったのだろうか。
次回からは、より具体的に、AV業界の何がどうマズイのか、何が狙われたのかを解説して行く。
Written by 荒井禎雄
Photo by StephaniePetraPhoto