阪神・金本監督 低迷するチーム状態…「シロウト首脳陣」に見切りでもう「新任」探し (2/2ページ)

アサ芸プラス

 実は昨秋、金本政権が誕生する際、最初に白羽の矢を立てたのが、金本監督も広島時代に一緒にプレーをした大野豊氏(60)だった。14年には秋季キャンプで臨時コーチを務めたが、その指導が好評で、「岩貞ブレイク」の基礎を作ったとも言われる。

「ところが、正式打診を行う前の交渉過程で大野氏から『阪神のような大変な球団は荷が重い』と、断りの連絡があった」(スポーツライター)

 困り果てた金本監督は金村暁(40)、高橋建(47)の両氏に声をかけたが、いずれも指導者経験がなく、メインの投手コーチとしては難があったため、金村コーチはブルペン担当、高橋コーチは二軍に配置となった。

 来季投手コーチの最有力候補は誰なのか。大野氏への再説得案と同時に名前があがっているのが、「優勝請負人」と呼ばれる大物。かつて阪神で投手コーチを務め、日本ハム時代にダルビッシュ有(29)、楽天時代には田中将大(27)を育てた、現ソフトバンクの佐藤義則投手コーチである。前出・阪神関係者が明かす。

「阪神コーチ時代には金本監督は現役選手。関係も悪くなかった。ただ、ソフトバンク入りした経緯に、すんなりと阪神カムバックとはいかない事情がある。佐藤コーチは14年まで楽天で投手コーチを務め、当時、指揮を執っていた楽天・星野仙一球団副会長(69)が体調を崩した期間に代行監督を任せられましたが、星野氏が楽天監督を辞任する際にともに退団。星野氏がソフトバンクの王貞治球団会長(76)に佐藤コーチの再就職を頼み、ソフトバンク入りを果たしました」

 現役時代の金本監督をFAで阪神入りさせたのは、当時監督だった星野氏。ホットラインはある。かつての恩師、そして王氏にどう筋を通すかが「優勝請負人」招聘の鍵となるのだ。

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