キッチンの“手洗い省略ママ”は8割!? 梅雨から増える「食中毒」を防ぐ手洗いのポイント3つ
梅雨に入り、小さなお子さんのいる家庭では特に“食中毒”が心配な季節になりました。
ママは1日中キッチンに立っていたりしますよね。朝は朝食とお弁当作り、夜は「お腹空いた~」と言う子どものために急いで夕食の準備。
調理に集中したいのに、「ママ、トイレ行きたい!」なんて言われたり……ゆっくりお料理する余裕なんてありません。
そうなると、つい省きがちなのが調理中の“手洗い”です。実はこの“手洗い”が、これからの季節の怖い“食中毒”の原因になるってご存知ですか?
今回は「ジメジメ季節の手洗いの重要性、食中毒の引き起こす怖さ」についてお伝えします。
■ キッチンは「食中毒のキケン」がいっぱい!
腹痛や下痢、嘔吐などの症状が突然出た場合に、疑われるもののひとつが“食中毒”です。
厚生労働省によると、平成27年度の食中毒の発生状況の61.7%は“飲食店”で発生しています。
しかしながら、実は次に多い発生場所は“家庭”なのです! 驚きですよね。症状が軽かったり、家族全員に症状が出ていない場合などもあるため、実際にはもっと発生していると考えられます。
そこで、バイ菌が多く存在している“キッチンの衛生管理”が重要になってきます。
食中毒の原因となる細菌やウイルスは、肉や魚などの食材に付着しているほか、調理するママの手にも細菌やウイルスは付着しています。
手を洗わずに食材や食器などを触ることで、バイ菌がどんどん広がってしまいます。不衛生な手のまま、離乳食や小さな子どもにご飯をあげたりすると、キケンです。
また、食器用スポンジ、ふきん、シンク、まな板は細菌が付着して増殖したり、ウイルスが付着しやすいので、気をつけましょう。
■アナタも実は「キッチン手洗い省略ママ」!?
“薬用せっけんミューズ”の実施した「20代から40代の既婚女性を対象としたアンケート調査」によると、キッチンに立っている主婦の実に8割が手洗いを10秒以内と答え、“キッチン手洗い省略ママ”だった……ということがわかりました!
省略してしまう理由は、調理中の手洗いへの“ストレス”。
キッチンにハンドソープを置かない家庭が36.6%もあり、その理由としては「場所をとるのが嫌、食器用洗剤で洗う」などでした。
また、「見た目が汚れていなければそのまま調理する、水洗いで十分」、「ふきんやタオルで手の汚れを拭き取る」など、様々な行動が明らかになりました。
ママの天下であるキッチンでの手洗いは“治外法権”とも言えるでしょう。
■食中毒にならないための「手洗いのタイミング」はいつ?
手に付いた雑菌を食べ物に付けないためにも、次のようなタイミングで手洗いしましょう。
(1)調理を始める前
(2)生の肉や魚、卵などを扱う前後
(3)料理の途中でトイレに行く、子どものオムツ交換した時
(4)鼻をかんだり、子どもの鼻水を拭いた時
(5)食卓につく前や食後に残った食品を扱う前
毎日料理する場合は、習慣にしてしまうとストレスなくできますよ。自分ルールを決め、できることから始めたいですね。
ただし、このタイミングで洗っても、“サッと”済ませているだけでは、まだ防ぐことはできません。実際にどのような洗い方をする必要があるのでしょうか?
■今日から簡単にできる!「食中毒予防」に効果的な手洗いのポイント3つ
10秒以内でチャチャッと洗う“キッチン手洗い省略ママ”では、食中毒を防ぐことはできません。
次のような「正しい手洗い方法」を実戦しましょう。
(1)「石鹸の使用」はマスト
水洗いだけではバイ菌の多くは落としきれません。キッチンにハンドソープを置くことから始めましょう。
泡で出るもの、殺菌力のあるタイプのものがオススメです。
(2)手洗いは「30秒以上」しっかりと
指輪や時計といったアクセサリーはまず外しておきましょう。
手の平、手の甲、指先・爪の間、指の間、親指、手首の順に洗っていくと、10秒では終わりません。
厚生労働省が推奨する効果的な手洗いは30秒以上です。
(3)「ノータッチ手洗い」がオススメ
手を出すだけで“自動”で泡がでるハンドソープを使うと、石鹸本体の汚れも気になりません。
タオルも使い捨てのペーパータオルや清潔なタオルをつかいましょう。
蛇口を閉める際にも手を拭いたペーパータオルなどで直接触れないようにしましょうね。
いかがでしたか?
忙しいと手洗いする時間も惜しいですが、手は驚くほどバイ菌がたっぷり。食中毒を起こしては、本末転倒です。
最近はお料理も積極的に参加するイクメンも、嬉しいことに増えています。ぜひパパと一緒にキッチンでの手洗いに取り組んでくださいね!
【参考・画像】
※ Oksana Kuzmina、antoniodiaz、Skumer / Shutterstock
※ 薬用せっけんミューズ
※ 食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント – 政府広報オンライン
※ 食中毒 – 厚生労働省
【筆者略歴】
※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。