「東京喰種」実写化の波紋…惨敗アニメの二の舞い防げるか? (2/2ページ)
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東京喰種トーキョーグール
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石田スイ
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漫画
ファンが『東京喰種トーキョーグール』のメディアミックスを心配する理由の一つが、アニメかもしれない。
2015年1月、地上波で原作とは別ルートを描いた第2期アニメ『東京喰種√A』が放送された。当初は「石田スイ本人が原案をつとめた」ということで話題を集めたものの、徐々に視聴者から大いに非難される結果となった。原作未読の視聴者を置いてけぼりにするストーリーはさることながら、第4話のバトルシーンなどで作画の手抜きも指摘され、“大人の事情”感たっぷりの内容だった。
「作者の“真”の『√A』描きおろしネームを掲載した『東京喰種トーキョーグール[anime] 』が出版されており、放送されたアニメと原案がかけ離れた内容になっていることは周知の事実。挙げればキリがないですが、このネーム上では月山習と鈴屋什造の幻の戦闘シーン(二人のやり取りが面白い)があったり主人公が『隻眼の王を倒す』と宣言するストーリーになったりしていました。怒り狂ったファンから『アニメと内容違いすぎる』『作者の原案でもう一回作りなおせ』と非難轟々です。アニメの出来が酷かったせいか、今回の映画化に関して石田さんは、仕事場の福岡から東京へ足を運んでかなり“介入”した様子が伺えます。『ファンにまた不快な思いをさせたくない』という優しさの表れではないでしょうか」(前出・関係者)
成功するほうが少ないアニメの実写化。『東京喰種トーキョーグール』の実写映画はもう、原作者と一緒に「ビビって」待つしかないようだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。