子どもの失敗責め立ててない?アドラー心理学に学ぶ「勇気をくじく」NG子育て4つのケース
大人になってなかなか前向きになれない、プラス思考になれない人が多くいます。
そのせいか本屋の自己啓発本コーナーにはそれらの本がたくさん平積みされています。
そんな中“嫌われる勇気”に代表されるアドラー心理学の本が大人気です。これは子育てにも応用できるんですよ。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“勇気づけの子育て、勇気くじきの子育ての違い”についてお話します。
■1:「良い出し」をして認めてあげよう
×:勇気くじきのNG子育て・・・「ダメ出し」
出来ていないところだけにスポットを当てて注意すると、勇気をくじきます。
例えば、お皿に残っている食べ物を見て「なんで全部食べないの!好き嫌いしちゃあダメでしょ!」と厳しく叱ってばかりいると、萎縮してしまい子どもだって胃がキリキリ痛むかもしれません。
○:勇気づけの子育て・・・「良い出し」
出来ているところにスポットを当てて認める“良い出し”は、子どもを勇気づけます。
お皿に残っている食べ物を目にしても、胃の中に入ったものに注目して「わあ、少しは食べたのね。頑張ったね。明日はもう少し食べられるといいね。」と認めてあげましょう。
■2:「プロセス重視」成長を認めてあげよう
×:勇気くじきのNG子育て・・・「結果重視」
ビジネスの世界では、どんなに頑張っていても成果や結果が出なければ評価されません。
毎日、汗水垂らして営業していても売り上げが上がらなかったら「ガソリン代を使うだけ使って給料泥棒!」と上司から叱られることもあるでしょう。
でも子育てでは「結果出てないからダメ」と評価してはならないのです。
○:勇気づけの子育て・・・「プロセス重視」
頑張って勉強しても悪い点を取った、練習したのに駆けっこで一等賞になれなかった。
でも勉強したことによる学力、練習したことによる脚力はついているはずです。
「頑張って勉強に励んでいたね」「練習して運動能力が付いたね」と過程を認めましょう。
■3:「失敗を糧」に励ましの言葉を
×:勇気くじきのNG子育て・・・「失敗を非難」
「どうして、失敗するの!」と叱ってはいけません。
なじっても非難しても、何一つ生まれません。糧となるどころか勇気を削がれてしまいます。
○:勇気づけの子育て・・・「失敗を糧とする」
「“失敗は成功のもと”次からは、どうすればいいか考えようね」と優しく声をかけてあげましょう。
失敗体験を次のヒントとして活かし、勇気を持って前向きに取り組みます。
■4:成功時の喜びもひとしお!「解決策」を見出す
×:勇気くじきのNG子育て・・・「原因追及」
“なぜ、失敗したんだろう”と原因を追及するように過去を責め立ててはいけません。
ビジネスの世界ではある程度必要なことですが、子育てでは子どもの意欲を削ぐだけです。
○:勇気づけの子育て・・・「解決策」
失敗したらしたで、これからどうしたらいいか、一緒になって解決策を導きだすよう、サポートしてあげましょう。
悔しい思いをした分、成功時の喜びもひとしおです。
いかがでしたか?
親は決して“子どもを懲らしめてやろう”なんて思ってはいませんよね。でも、子どものために良かれと思っている行為が子どもから生きる勇気、エネルギーをドンドン奪っていることのないように気を付けましょうね。
通常、私達は学校教育の中で平均点を意識し、クラスメートと比較され、テストで間違ったところを指摘される教育を受けて大人になっています。
だから、わが子を持ったときも当たり前に出来ているところには目が向かず、出来ていないところを拾ってしまう癖がどうしてもあるのです。“良いところ探し”をしてみましょうね。
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【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』