大学生達の相談にのってくれていた相手は実は人工知能だったって? (2/2ページ)
そして4月26日に、学生達にJill Watsonの正体がAIであることを明かすと、学生達は大いに驚くことになった。本当に人間が対応していると思い込んでいたのだ。
ただ、一部の学生は、Jill Watsonの回答が非常に素早いことに、違和感を覚えることがあったという。
■ AIはどこまで人間の代わりを務められるか
この実験で証明されたのは、AIが人間に代わってTAの仕事をこなすことができてしまったということだ。
もちろん、まだ100%完璧な品質の仕事をしたわけではないとのことだが、少なくとも学生達は気付かなかった。それに、人間にだってパーフェクトな仕事は難しいだろう。
Ashok Goel教授はこの後も同様の実験を継続する予定とのことだが、次回は名前を変えるらしい。また、今度は学生達にもTAの中に一人だけAIが混ざっていることは知らせておくという。
そうなると、学生の方にも、AIを見破るための質問を考案する者が出てくるかも知れない。人間とAIが騙し合うと言った知能ゲームが始められる可能性もありそうだ。
今回は、多忙な人間のTAを手助けするAIだったが、性能が高まれば、人間のTAを削減する機会を作ってしまう可能性も有る。
まさかこの仕事は大丈夫だろう、と思っている仕事も、AIに取って代わられる可能性が示された実験だといえるのではないだろうか。
【参考】
※ Artificial Intelligence Course Creates AI Teaching Assistant
※ Imagine Discovering That Your Teaching Assistant Really Is a Robot – WSJ
※ A robot has been teaching grad students for 5 months… and NONE of them realized | Daily Mail Online