経済アナリストが「リオ五輪後が要注意」と警鐘を鳴らす理由 (2/2ページ)

新刊JP

そうすると、今年の夏にバブルが終焉し、第二のリーマン・ショックに向かうと予測が出てくるのです。その危機を表す指標が2つあります。

「GOLD(NY)/SILVER(NY)」レシオと、「GOLD(NY)/PLATINUM(NY)」レシオです。


これは私が作った指標ですが、横線が入っているところを超えると危機を表していると考えられます。

プラチナレシオは、ヨーロッパの景気の状況を示す指標です。産業用プラチナの4割がヨーロッパで消費されているということから、プラチナの価格が金の価格を上回るときは、ヨーロッパの景気が良く、逆に金がプラチナの価格を上回る場合は景気が悪いと判断できます。シルバーレシオは世界的な危機を表しています。この指標によると、すでにヨーロッパも世界も危機に入っていることになります。

私の予測では今の景気は夏がピークであり、オリンピックが終わると危機が一気に顕在化するという流れです。

今までの歴史を見ても言えることです。大統領選挙イヤー、つまりオリンピックイヤーは、オリンピックが終わるとマーケットが急変する傾向があるのです。2012年のロンドンオリンピックのときも、五輪終了時に1ドル77円だったのが、年末までに1ドル86円と円安になりました。

秋以降に私が危惧しているのは債券デリバティブのバブルです。リーマン・ショックの引き金となったサブプライムローンは、デリバティブ全体の中での2、3%くらいの比率ですが、債券デリバティブはそれとは比にならないレベルの規模の大きさです。そこに火がついたら…と考えると非常に怖いですね。

(第2回へ続く)


『未来からの警告! 2017年 超恐慌時代の幕が開く』
著者:塚澤健二
出版社:集英社

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