テレビアニメ放送の各話には、そのお話ごとにタイトルが付いています。「第◯話 〇〇〇〇」というもので、これをサブタイトル、またエピソードタイトルといいますね。このエピソードタイトルの中には「いいタイトルだなあ」と感心してしまうものがあります。今回はそんな絶妙なエピソードタイトルについてアニメ好きな社会人のみなさんに聞きました。

●「最後のシ者」『新世紀エヴァンゲリオン』第弐拾四話
・かっこいい！(女性／44歳／電機)

シ + 者 で「渚」という字になります。かっこいいですし、凝っていますよね。

●「見知らぬ、天井」『新世紀エヴァンゲリオン』第弐話
・主人公の置かれたシチュエーションをタイトルに持っていく秀逸さ(男性／28歳／医療・福祉)

『新世紀エヴァンゲリオン』のエピソードタイトルは凝ったものが多いですよね。

●「世界の中心でアイを叫んだけもの」『新世紀エヴァンゲリオン』最終話
・愛とI(自己)を掛けてるから(男性／27歳／情報・IT)

これはハーラン・エリスン作のSF小説『世界の中心で愛を叫んだけもの』から取られたエピソードタイトルです。

●「ジャンプの次号予告は当てにならない」『銀魂』第63話
・タイトルのとおりだと思うし、内容にも盛り込まれているから(女性／22歳／情報・IT)

次週を読むと先週の予告と全然違うお話になっていることが普通だったり……。

●「わたしの、最高の友達」『魔法少女まどか☆マギカ』最終話
・友達っていいね(男性／44歳／機械・精密機器)

大傑作アニメの名エピソードタイトルです！

●「さらばケンシロウ!! さらば北斗神拳!!」『北斗の拳2』第152話
・いかにもなタイトルなので(女性／33歳／商社・卸)

これが長く続いたアニメ『北斗の拳』の最終話です。

●「やはり俺の青春は間違っている」『僕は友達が少ないNEXT』第1話
・この回に限らず全編パロディーだった気がする。(男性／45歳／商社・卸)

これはセカンドシーズンの第1話です。

●「城之内 死す」『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』第128話
・マリクに洗脳された結果もうすぐで勝てるというところで倒れるから(女性／28歳／通信)

これぞ出落ちなタイトルです。タイトルが最大のネタばらしになっています。

●「魔術師、還らず」『銀河英雄伝説』第82話
・ある意味ネタバレだが、視聴者に結末を知る覚悟はできたと思う(女性／32歳／医療・福祉)

魔術師ヤン・ウェンリーがついに……というエピソードです。

●「マスオ恐怖のシャッター」『サザエさん』第5550話
・なにがあったんだよ！ って突っ込みたくなるエピソードタイトルは大事だと思うので(女性／18歳／学生)

たしかに見たくなるエピソードタイトルですね！

●「ダービー・ザ・ギャンブラー 」『ジョジョの奇妙な冒険』第34話(その1)、第35話(その2)
・賭け事をするにあたって、ギャンブルじゃなくて「ダービー」と伯爵の名前を付けるとは！ イキだなあと思った(男性／36歳／機械・精密機器)

このタイトルで2話続きのお話です。

●「おおかみさんとねずみの嫁探しとやっぱり豚はこういう扱い」『オオカミさんと七人の仲間たち』第8話
・エピソードタイトル、長っ！(女性／19歳／学生)

アニメのタイトル自体が長いですけどね。

●「カルマの時間」『暗殺教室』第3話
・「時間」と付くのが学校らしいし、話のメインがわかりやすいから(女性／22歳／ホテル・旅行・アミューズメント)

『暗殺教室』のエピソードタイトルは統一感があります。

●「永遠のフォウ」『機動戦士Zガンダム』第36話
・フォウの最期を永遠と表現しているのが素晴らしいと思った(男性／32歳／機械・精密機器)

アムロとシャアがそろっていて……なんとかならなかったんでしょうかね。

●「ゴメンねロボットさん 砂漠に消えた涙」『ドラゴンボールZ』第9話
・このエピソードタイトルを見るだけで泣けてくる(女性／32歳／ソフトウェア)

アニメ『ドラゴンボールZ』の中でも有名なエピソードの一つです。

●「ケロロ 大地に立つ であります」『ケロロ軍曹』1-B
・どう見てもガンダムのパクリだろって思った。しかも1話からだし(男性／22歳／情報・IT)

『ケロロ軍曹』にはガンダムネタがたくさんあります。

●「大地に立つ」『ガンダム Gのレコンギスタ』第26話
・最終回が唐突な終わり方だと思ったから(女性／30歳／団体・公益法人・官公庁)

いわゆるファーストガンダム、『機動戦士ガンダム』第1話のエピソードタイトルは「ガンダム大地に立つ!!」です。

●「バカがヨロイでやってくる」『ガン×ソード』第25話
・もともとオマージュの多いアニメだけど特にエピソードタイトルがストーリーにピッタリ(男性／36歳／学校・教育関連)

『馬鹿が戦車でやって来る』(1964年)という映画があるのです。

●「星を継ぐ者…」『ふしぎの海のナディア』第39話
・SF小説のタイトルを引用しているから(女性／32歳／自動車関連)

J・P・ホーガン作『星を継ぐもの』ですね。ハードSFの傑作といわれています。

●「月は出ているか?」『機動新世紀ガンダムX』第1話
・月に始まり、月に終わるから(男性／49歳／情報・IT)

ちなみに最終話(第39話)は「月はいつもそこにある」でした。

いかがだったでしょうか。作品によっては、とても工夫の凝らされたエピソードタイトルが付くことがあります。それに気付くと、作り手の意図がより明確に伝わってくるような気がしますね。あなたは、アニメのエピソードタイトルで絶妙なものというと、どんなものを挙げますか？

(高橋モータース＠dcp)

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間：2015年4月
調査人数：社会人男女602件