介護で引退はウソ?高知容疑者が選んだ“美容ビジネス”の舞台ウラ
元俳優の高知東生(本名:大崎丈二)容疑者(51)が24日、覚せい剤と大麻を所持していたとして、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反(いずれも所持)の疑いで厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。
高知容疑者は24日午前2時過ぎに横浜市南区のラブホテルに、知人のクラブホステスの女(33歳、同容疑で現行犯逮捕)とともにチェックイン。麻薬取締部は午前8時半に部屋に踏み込んだ。2人は部屋で覚醒剤約4グラム、大麻約2グラムを所持していた疑いがある。「2人で使うために持っていた」と述べ、容疑を認めているという。高知容疑者の妻は女優の高島礼子(51)で、芸能界きっての“おしどり夫婦”として知られていた。
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■引退理由は高島の“父の介護”じゃなかった?
高知容疑者は昨秋、高島の父の介護に専念するために引退したとみられていた。しかし、実際は美容関係の会社を立ち上げるなど起業家としての人生を踏み出したところだった。
「“高島父の介護に専念”という美談は高知の周辺関係者から流れた話で、いつでも芸能界に戻ってこられるようにという親心からのもの。実際は高知が俳優業に限界を感じて引退しただけのことで、本人は美容関係の起業でひと儲けを考えていて、5月には横浜元町に会員制の高級エステサロンをオープンしたばかりだった」(週刊誌デスク)
高知容疑者が代表を務めるT社はホームページ上では、「トータルビューティーを徹底追求する」企業とされ、独自の美容理論が綴られていた。高知は本名の大崎丈二・代表取締役社長として顔写真を掲載。その横には「予防、改善を最大のテーマとし、民間の会社である私たちにしかできない独自の理論と方法で美と健康をアプローチする会社です。研究を重ねた高いカウンセリングと技術力を兼ね備えた私たちスタッフがお客様のライフスタイルを第一に考え、サポートしていきます」と説明が加えられている。そこに元芸能人による副業のノリはなく、“本気のビジネス”を十分に感じさせるものだった。
「元町のエステサロンは南国のバリ島をイメージした内装と高価な美容マシンが売りでしたが、集客には苦労していたという話もあります。現在、店は高知の逮捕当日から予約を打ち切り、はやくも25日から臨時休業に入るようです。先行きは暗いでしょう」(前出・デスク)
また先日、高知が高島父の介護をしていたとは思えない出来事もあった。高島が主演する明治座公演の制作発表での席でのことだった。
「引退した高知のことを聞かれた高島は、『実家での介護はヘルパーがしている。高知は難しい書類仕事を率先してやっている』と答えたんです。記者のあいだでも『それって介護というのか?』など疑問が浮かんでいましたが、それ以上は誰も突っ込まなかった。いま思えば、そういうことだったのかと」(スポーツ紙記者)
今回逮捕された2人への家宅捜索は終わっており、すでに「空のパケ」といわれる小型ビニール袋などの関係物が押収されている。高知の自宅、つまりと高島と同居する家からもこの「空のパケ」が押収されているという。今後は入手先などに捜査が及んでいく。高島礼子の女優業を助ける美談の夫――。そんな仮面のウラの正体が徐々に明らかになるだろう。
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- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。