ピルを飲んでいると、将来妊娠しにくくなるってホント? (2/2ページ)
ただ、「子宮を休ませている」わけではないので、高齢出産に対してのメリットはありません。
そして、先ほど妊娠に影響はないとは言いましたが、読者の声にある「カラダへの影響はない」はウソです。ピルは薬ですから、当然副作用はあります。代表的なのが、血栓症。血が固まりやすくなり、肺梗塞や脳梗塞のリスクがあがると言われています。しかし、そもそも妊娠すると血栓症のリスクは増します。そのリスクに比べると、ピルによるリスクは6分の1程度。ものすごく稀であることは頭に入れておきましょう。
また「乳がんのリスクは増える」という意見についてですが、確かに増える可能性はありますが、一方で卵巣がんや大腸がん、子宮体がんなどリスクが減るがんも。トータルで考えると、ピルを飲む・飲まないことによるがんのリスクはあまり変わらない気がします。不安な人は、定期的に乳がん検診を受けるといいのではないでしょうか。
ちなみに飲用を中止すると、9割近くの人が3カ月くらいで排卵が戻ると言われています。ですが中には1カ月で戻る人もいるので、絶対に妊娠したくないのであれば、ギリギリまで飲み続けたほうがいいですね。とはいえ、いくらピルを飲んでいても、卵子の数は年相応に減っていきます。いつか子どもがほしいと思っている人は、そのことも踏まえて、将来設計を考えてくださいね。
(監修:尾西芳子、取材・文:ヨダヒロコ、撮影:masaco)
※次回の更新は7月2日(土)です。お楽しみに!