干渉し過ぎると親子関係にヒビが…!? 「勉強しなくて困るのは子ども自身」ということ
小学生になってネット、ゲームに明け暮れている子ども。テスト前でも机に向かう気配なし。宿題にも手を付けていません。
けれども、そこで、どんなに親が口を酸っぱくして「勉強しなさい!」と怒っても勉強するようにはなりませんね。これで「はい、はい」と勉強するようになれば世のママは苦労しません。
でも実はその原因は子どもの課題に親が介入し過ぎているからなんですよ。。
よくよく考えてみると勉強しないてその結末を引き受けて困るのは親ではなく子どもなのです。
今日は、『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の立石美津子がそれって一体誰の課題ですかについてお話します。
■子どもはママの所有物ではありません
10ヶ月もの間、お腹に抱えていて誕生した我が子。特にママは子どもと一心同体。だからつい“子どもの課題=ママの課題”と勘違いしてしまうのですね。
でも、子どもは親の所有物ではありません。立派な人格をもった一人の人間なのです。
介入し過ぎ、コントロールすることが度を越すと親子関係に亀裂が生じてしまうこともあります。
■勉強しなくて困るのは子ども自身
勉強しなくて困るのは子どもです。忘れ物をして困るのは子どもです。グズグズしていて幼稚園に遅刻して、恥ずかしい思いをするのは子どもです。
“できた母親と思われたい”、“いいママと思われたい”のママ自身への評価を優先するあまり、子どもに責任を取らせずに先回りし過ぎていませんか。そして、あれこれ口やかましく指示する過保護、過干渉ママに陥っていませんか。
当然、子どもを産んだのならば親としての責任が生まれます。子どもの将来の幸せを願ってあれこれ世話を焼くのは愛情の一つです。
でも次のように言い換えてみたらいかがでしょうか。
×:勉強しなさい
○:勉強した方がいいと思うよ
×:早くしなさい
○:早く準備したらいいと思うよ。グズグスしていたら通園バスに乗り遅れちゃうよ
×:石ころなんて見ていないでお友達と遊びなさい!
○:お友達と遊んだ方が楽しいんじゃない?
何だか紛らわしい言い方に聞こえるかもしれません。けれども、受け取る子どもはロボットのように指示されて動くのではなく、結果を想像して自主的に行動するようになるのです。
子どもに向かって“ユーメッセージ”を送るのではなく、ママを主語にした“アイメッセージ”に変換するのです。
もし、バスに乗り遅れたり、成績が悪かったらそれは子どもの選択により招いたもの。その結果を自分で引き受けさせるのです。行きたがっている幼稚園を休ませたり、成績が悪く宿題を山盛りもらってくればよいのです。これで嫌な思いをすることで、初めて自らの行為を省みます。
但し、十分、反省していますから、そのときは失敗した結果をなじったり、責めるような“傷口に塩を塗る”ことはしないことが肝心ですよ。
いかがしたか?
将来、自分で決め自分の結果を自分で受け止める、自立した人に育てるには、親と子の適度な距離をとることも大切かもしれませんね。
【画像】
※ Iakov Filimonov / pathdoc – Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』