嫌いな教科&好きな教科1位の「算数・数学」を好きになる方法 (2/4ページ)

Suzie(スージー)

さらには著者を代弁するキャラクター・サルヴィアチ氏が登場し、こんなふうに算数・数学をこき下ろしているのです。

「学校で学ぶとされている『実用的な算数・数学』をいったいどれだけの人が使っていますか? あなたは、大工さんたちが仕事で三角法を本当に使っていると思っていますか? 何人の大人が、分数の割り算や二次方程式の解き方を覚えていると思いますか?」

■数学の喜びを体験すると世界が輝いて見える

では、著者のいう「本当の意味での数学」とはどんなものでしょう?

本書は、「パート1・嘆き」と「パート2・喜び」の2部構成。「パート1」で、現在の算数・数学教育がいかにつまらないかを語り尽くし、「パート2」ではいよいよ「数学の魅力」が披露されます。

一例として、「奇数を足すと」の項を見てみましょう。

著者はまず、「奇数を小さいものから順番に足してみよう」と読者を誘います。

1+3=4

1+3+5=9

1+3+5+7=16

1+3+5+7+9=25

すると出てきた答えは4、9、16、25。これはそれぞれ2、3、4、5の平方数(2乗)です。つまり、1から順に奇数を足していくとその答えは「足した数字の個数の2乗」になるということに気づきます。

著者のいう「本当の数学」はここから。この法則がいつまでも続くのか、なぜ奇数を足すと「足した数字の個数の2乗」になるのかを証明することです。

そして試行錯誤の結果、著者は1枚のイラストでそれを証明することに成功します。

5×5

どうでしょう、5×5の正方形の中には、ちゃんと1、3、5、7、9が入っています。

この図は、奇数を足すと「足した数字の個数の2乗」になるという法則が“パターン”になっていて、いつまでも続くものであることを証明しています。

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