ヤクルト山田哲人を狙う「巨人VSソフトバンク」獲得バトル (2/3ページ)
「フランス企業『ダノン』による親会社の“買収騒動”が落ち着き、財政状況も改善してきたといわれるヤクルトですが、この観客動員数では、まだまだ厳しいでしょうね」(同)
そこに目をつけたのが、球界の盟主・巨人と絶対王者・ソフトバンク。この2球団が、山田を巡って早くも獲得バトルを繰り広げているというのだ。「特に巨人は、喉から手が出るほど山田が欲しいでしょう。今の巨人には確実に打てるバッターが坂本勇人しかいない状態。二塁手のクルーズも最初は良かったけど、今はケガで長期離脱中だから、打てる二塁手の補強は急務ですよ」(前出の黒江氏)
一方のソフトバンクは、補強など必要ないほど、戦力が充実しているように思えるが……。「ソフトバンクには、王者ならではの貪欲さがあります。常勝軍団であるため、必要と感じた補強には金に糸目はつけません。そのソフトバンクの中で弱点といわれているのが、捕手と二塁手なんです。なので、ソフトバンクも山田獲得に対して積極的ですよ」(スポーツ紙デスク)
人気・実力ともにトップの2球団が獲得に前のめりとはいえ、山田自身にその気がなければ話にならない。だが、当の山田にも移籍の噂にまんざらでもない事情があるという。「山田は、ヤクルトに対して不満が溜まっているはずですよ。昨年の契約更改で球団から提示された金額に対し、山田は“ちょっとショックです”と落胆の色を隠さなかった。それもそのはず、山田は8000万円からの3倍増を期待していたのに、それに届かない2億2000万円でしたから。昨年、山田同様にトリプルスリーで話題になった同年代の柳田悠岐(ソフトバンク)は、9000万円の年俸が一気に3倍の2億7000万円になっているだけに、不満を感じてもおかしくありませんね」(前同)
問題は年俸だけではない。プロ野球選手の人気のバロメーターとなるオールスターファン投票の中間発表(6月1日)では、全体トップは柳田の24万3028票。山田の得票数18万2998票は、筒香嘉智(DeNA)の19万735票にも及ばなかったのだ。今年の成績から考えれば、山田がダントツ1位でもおかしくはないが……。「一概には言えませんが、やはり不人気球団に在籍していることが一因であるのは間違いないでしょう。