面接での自己紹介で、面接官の心をつかむポイント4選
面接を突破していくのは就活の山場であり、就活生はみな面接突破の確率を上げるために周到な準備をするでしょう。その際に最も重視しておきたいのが自己紹介です。自分がどのような人物であるかとアピールする最大の山場になるので、その極意を習得しておきましょう。基本となる準備ができていれば面接を突破できるようになります。
■自分の概要は1分にまとめる
就活の面接対策として自己紹介の内容を予め考えておくのは基本です。その準備のときには自分の概要を1分で話せるようにまとめるようにしましょう。
1分で話すのは意外に長いと感じる人もいれば短いと感じる人もいます。しっかりと内容を選び出して、無駄なく詳細を吟味していくとかなりの内容を盛り込めることに気づくはずです。面接官に対して自分をよく知って欲しいと考えてたくさん話したい人もいますが、あまり多くのことを話しても全て覚えていてもらえるわけではありません。逆に少なすぎてもインパクトを与えられないため、影の薄い存在として捉えられてしまいがちです。そのバランスが取れているのが1分であり、伝えたいと考えていた内容がほぼ過不足なく理解してもらえるでしょう。
自己紹介は予め準備してあると面接官の方も理解しています。そのため、伝えたい内容を適切に短くまとめて伝えられる能力も同時に評価されていると考えておきましょう。1分程度が面接官にとってストレスなく聴き通せる長さです。しばしば1分間で話すように条件をつけられる場合もあるのでその対策にもなるでしょう。
■1文で自分の長所を言い表そう
自己紹介の内容を吟味していく際に重要になるのが自分の長所を伝える視点です。自分の良い所を伝えて、必要な人材として評価してもらいたいと考えるとつい長所を長々と喋ってしまいがちになります。しかし、面接において重要になるのはいかに相手にインパクトのある形で理解してもらうかであると留意しておきましょう。そのために欠かせないのが、1文で長所を言い表すことです。
いくつもの文にわたって長々と長所を話してしまうと、結局自分はどんな人物なのかが見えなくなってきてしまいます。キーワードを盛り込んで自分の長所を印象深く伝えることが重要であり、勤勉、思慮深い、辛抱強い、コミュニケーションが得意などの簡単な一言で言い表し、それを肉付けする形で短い1文に長所をまとめましょう。1文とだけ定めると100文字もあるような長い文で説明しようとする人もいます。しかし、面接官にストレスなく正確に内容を理解してもらうためには1文は40文字から60文字程度におさめておくのがポイントです。短い文だからこそ重要になるのがキーワードであり、自分を表現できる言葉をうまく探し出して利用しましょう。
■詳細は面接官に質問させよう! あえて突っ込みどころを用意する
全てをうまく伝えられるように自己紹介を用意するのは良い考え方です。全てを端的に伝えられるのであればそれに越したことはないかもしれません。しかし、ちょっとしたテクニックを使うだけで、自己紹介が終わった時点から面接を自分の流れに持ち込むことができる対策があると知っておくと良いでしょう。そのためには全てを伝えないという姿勢が必要になります。
面接官の質問内容が予測できないのは面接の不安をもたらすものです。もし事前にその候補がわかっていれば適切な回答を準備しておくことができるでしょう。自己紹介に対しては必ず質問が行われるものであり、その質問内容をうまく誘導するように自己紹介を用意するのがテクニックです。あえて詳細には喋らずに突っ込みどころを用意しておくのが有用な方法です。長所や短所を伝えるだけであっても、その具体的なエピソードを用意しておいて質問させるようにすると、待ってましたとばかりに具体的な話に時間を費やせるようになります。より詳細にアピールしたい内容があれば、それを自己紹介の枠とは別にするのが重要であり、そのための伏線を張っておくのがいい方法です。
■特徴・特技は最大限に売り込もう
自己紹介では自分が他の人と違う点をアピールする必要があります。自分の特徴と言えるものや、他の人に引けをとらない特技があるのならできる限りを自己紹介に盛り込むようにしましょう。それが人材として有能かどうかの判断が難しいものであったとしても、その判断は面接官がしてくれます。もしマイナスに感じる点であったり、仕事との関連性で興味を持ってくれたなら、その詳細について質問を受けることになるでしょう。自己紹介の限られた時間の中では一つ一つの特徴や特技に関して詳しい内容を説明するのは不可能です。自分の特徴や特技としてよくわかっている点であれば、面接で質問をされても応答がしやすいでしょう。自分の土俵の上で面接を進めてもらえるようにするために最大限に特徴や特技を伝えておくのが賢明な判断なのです。
面接の質問の中でもまず間違いなく聞かれて、回答に関して自由度が高いのが自己紹介の特徴です。自己紹介を通して面接を自分の土俵の上で進められるようにするのが極意であり、そのための周到な準備が必要になります。アピールしやすいポイントを最大限に盛り込んでおくようにしましょう。
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