将来不安な30代が契約しやすい「個人年金保険」2つの落とし穴 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

つまり、極端な話、途中で解約することになれば、こんな商品に加入するよりも銀行に「預金」していた方がマシということになってしまいます。

しかし、20~30代の方の場合、人生で一番お金がかかるのは、実は子どもの教育のピーク、つまり子どもが大学に行く期間です。

それは普通、老後より前にきますよね。

子どもを予定していないのであれば別ですが、そうでないのであれば、この時期にもちゃんと保険料を支払い続けることができるのかを考えるべきです。

2つ目は、「契約した予定利率が続いていく」という点。

保険会社も、みなさんから預かった保険料を運用しているからこそ、掛けたお金以上の金額で支払えるのです。

しかしご存じのとおり、マイナス金利となった現在は、金利がものすごく低くなっています。当然、保険会社の運用成績も下がりますから、定額型の個人年金保険の利回りも昔にくらべてどんどん悪くなってきています。

いまこの商品に加入するということは、この利回りが悪い状態を何十年も約束させられて商品に加入するということです。

ましてや最近の商品には、「無配当」といって、約束以上の運用ができたとしても配当金が加入者に戻ってこないものも少なくありません。十分に気をつけるべきです。

マイナス金利という異常事態によって、銀行は預金を預かれば預かるほど経費がかかるようになってしまいました。

そんななか、投資信託や保険商品の販売に力を入れるところも増えています。銀行に勧められたからといって簡単に加入するのではなく、しっかり検討しましょう。

(文/ファイナンシャルプランナー・岡崎充輝)

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