塚田農場が実践するアルバイト満足度を上げる仕組み (2/2ページ)

新刊JP



多くの組織には、効率を重視したマニュアルがあるはずだ。それは一見、効率の良さをもたらすが、長期的に考えるとどうか。

確かに会社が短期的な成果を目指すなら、入ったばかりの従業員にはマニュアルを丸ごと覚えさせ、疑問を抱かせることなく機械的に働いてもらうのが、一番効率がいいのかもしれない。

しかし、エー・ピーカンパニーは、この方法をとっていない。

長期的に見たときに、サービスの質が確実に落ちることがわかっているからだ。人は仕事に慣れると、飽きてしまいやりがいを感じにくくなる。ただのマニュアル教育は、すぐにできるようになっても、働く上で最も大事な「やる気」を奪ってしまうのだ。

そのため、大久保氏はマニュアル指導より、従業員の理想の働き方や強みを探りながら、一人ひとりに合った環境で仕事をしてもらいたいと述べる。

会社の理念や店舗での基本のオペレーションなどを教えた後は、自分で考えてもらう研修に切り換えると、意識の高い従業員は変わり始めたという。従業員が自分の仕事に働きがいを感じて自走する組織が会社の理想の形なのだ。

とくに飲食店の場合、客と接する機会が一番多いのもアルバイト従業員だ。従業員の満足度を上げることでパフォーマンスも上がり、客のリピート率も上がり、売上の向上、安定にもつながる。辞めるアルバイトもいなければ、採用にかかるコストの削減にもなる。
塚田農場のアルバイトはなぜ、自発的に動き、やりがいを持って働いているのか。その秘密を読むことができる1冊だ。

(新刊JP編集部)
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