スーパーカー「ランボルギーニ」は本当に壊れやすいのか?真偽をリサーチ!
「納車した時点で壊れている」「修理代だけでもう一台自動車が買える」などなど、都市伝説とも思えそうな噂の多いランボルギーニですが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回はその噂の真偽を明らかにするためにも、まずはランボルギーニというメーカーの歴史からなぞっていきます。
■知らないと意外かも?ランボルギーニとフェラーリの関係性まず、ランボルギーニが壊れやすいか否かという議論をするにあたって、ランボルギーニの歴史を振り返ってみる必要性があるかもしれません。
スーパーカーの一大ブランドとして知られるランボルギーニの歴史は1963年から始まります。トラックやトラクターの製造を主たる業務としていたフィルッチオ・ランボルギーニは、トラクターの販売によって成した一財を元に、他社のスーパーカーを買い集めました。
しかしあまりの完成度の低さに呆れ果て、自らチューニングを行っていたそうです。さらにチューニングに飽き足らず、自分もスーパーカーを作りたいと考えたフィルッチオは、自身の会社から20kmと離れていないフェラーリに提携を持ちかけます。
しかし門前払いを食らってしまい、その屈辱感と敵対心からスーパーカー作りに執心したというのはあまりに有名な逸話となっています。
最近ではそれらの逸話は脚色されたものとされており、現にフェラーリ創始者の「エンツォ・フェラーリ」とは親交が深かったとされていますが、真偽のほどは定かではありません。
創設の経緯は少々ばかりダーティですが、その後の経営も苦難に塗れたのがランボルギーニでした。トラクター販売の大口契約の取り逃がしや、オイルショック時の致命的な経営不振など、まさしく波乱万丈な運命を辿ることとなったランボルギーニ。
ついには倒産してしまい、国の保護を受けることになってしまいます。
■七転八倒ランボルギーニの意外なる安住の地イタリア国の膝下からフランスの事業家に買い取られたり、クライスラーに買収されたりとたらい回しにされる暴れ牛でしたが、1999年にはアウディ傘下となり、ようやく落ち着くことができました。
察しのいい方ならお判りでしょうが、アウディ傘下ということは、フォルクスワーゲングループの管理下ということです。
巨大グループの管理下の元、いささか行き過ぎの調教を受けることになってしまったランボルギーニですので、顧客からは困惑の声もありました。しかし、それでも潤沢な予算と計画的な開発によって、車体そのものの品質は大幅に向上したのです。
随分と遠回りの言い方になってしまいましたが……そのような事情もあり、年式の古いランボルギーニならいざ知らず、近年のランボルギーニが陳腐な壊れ方をすることはほとんどなくなりました。
例えば、現行販売モデルである「ランボルギーニ・ウラカン」と「アウディ・R8」は共に知名度の高いスーパーカーですが、メーカーは違えどもほぼ同一のプラットフォームを共有する兄弟車となっています。
他にもメイン部品はアウディと共有されているものが多く、それは部品の安定性とコストダウンに一役買っているわけです。純粋なイタリア車ではなくなってしまったものの、それに引き換えたメリットは計り知れないものがあったということでしょう。
■そもそもイタリア車は繊細な自動車が多いある程度考えなければいけないのが、そもそも世界水準からすると日本車が壊れにくすぎるという事情があります。
「トヨタ・セルシオ」が販売された時に、他社の技術を見るためにメルセデスベンツが耐久テストや分解研究を行いました。その際に「これほど高水準な自動車がこんなに安く買えるはずがない!」と驚嘆したというエピソードは有名ですが、それだけ日本の自動車は高品質で壊れにくいのです。
例えば、イタリアの自動車メーカーの雄のアルファロメオ。今でこそ改善されていますが、かつてのアルファロメオと言えば定期的なメンテナンスが欠かせず、タイミングベルトの交換を2万kmごとに行わなければならない車種などが存在していました。
日本車であれば10万kmで交換が普通ということを考えると、少し繊細すぎるところがあるかもしれません。
自動車にしっかりとしたメンテナンスが必要なのは万国共通ですが、十全な走行をするためにメンテナンス費用がかかりがちなイタリア車が「すぐ壊れる」というレッテルを貼られてしまったのは、仕方ないところかもしれません。
photo by Brett Levin(CC BY 2.0)コストパフォーマンスよりも性能や走る喜びを追及したスーパーカーの維持費が高くなってしまうのは、致し方ないところもあるかもしれませんね。
ランボルギーニの現行販売モデルのアヴェンタドールには軽量なカーボンボディが用いられており、ちょっとした段差にぶつけただけで割れてしまったりします。当然ながら修理にはパネル交換となってしまい、その修理費用はゾッとする価格です。
そうしたリスクはハイパフォーマンスカーには表裏一体で付いて回ることでもあり、ある程度の割り切りが必要と言えるでしょう。
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